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基本に忠実が最強
ラグビー日本代表、負けちゃいましたね。
南アフリカ戦は最後の方はトライを立て続けにとられてしまったんですが、前半の試合内容はかなり接戦でした。ほんと、ひっさびさに学生時代を思い出して大興奮させていただきました。
(あ、ぼくは学生時代ラグビー部でした。ポジションはフッカーです。)
勝ち進めれば、準決勝ではウェールズ、決勝ではおそらくニュージーランドと戦うことになってたんでしょうが、ぼくはオールブラックスが今の日本に対してどのハカ(ウォークライ)をするのか?というのも、できれば見てみたかったんです。
というのも、オールブラックスのハカには2種類あるんですが、勝負所によって試合前にするハカを使い分けてるんですね!
たとえば、一番有名な「頑張って頑張ってゴー」と言ってるように聞こえるのが『カ・マテ』と呼ばれるハカです。そして、予選プールB南アフリカ戦や、決勝リーグアイルランド戦で見せたのは、『カパ・オ・パンゴ』と呼ばれるハカです。
つまり、オールブラックスは普段の試合やテストマッチは『カ・マテ』をする。一方で、ここぞの勝負所に関しては『カパ・オ・パンゴ』をするんです。
もちろん、日本が勝っていれば当たるのは決勝です。なのでカパ・オ・パンゴをする可能性が高いんですが、正直どんな位置づけでオールブラックスはブレイブブロッサムズを見ているのか、すっっっごく気になってたんですね!
うわ、気がついたらちょっとマニアックなことを書いてますねw いったん話を落ち着かせますw
とはいえ、これだけオールブラックスのことを書いてるのにいきなり全く違うことを書くのもどうかと思うんで、引き続きオールブラックスに関連付けしたものを話そうと思います。
ラグビーが好きな方には有名な話なんですが、オールブラックスは絶対王者とよばれています。FIFAでいえばブラジルやドイツ、野球で言えばアメリカやキューバといった感じで、ラグビーでは最強はオールブラックスと言われてるんですね。
で、そのオールブラックス。
強さの秘訣は?という問答をことあるごとに、専門家を名乗る人々が繰り広げてるんですが、当のオールブラックスのメンバーはこのように答えています。
「我々はシンプルなことを着実に行っている。だから強いんだ。」
そうなんです。オールブラックスの試合は確かに圧倒的なんですが、人々を魅了するスーパープレーというのをボコボコやるチームじゃないんですね。
たとえば、今ではすっかり日本代表の代名詞となったオフロードパスというものがあります。これは、タックルを受けながら出すパスを指すんですが、タックルを食らって転けそうになりながら片手で味方にパスを回すんで、つながった時はとても見応えがあります。(しかも決まれば相当ゲインできる)
でも、これは失敗率がかなり高い技なんで、多くのヘッドコーチは禁止させるんですね。で、オールブラックスも滅多とオフロードパスをやりません。やるとしても両足をついて両手を使ってパスを出せる場合が多いです。
ちょっとマニアックなことを書いちゃうんですが、オールブラックスの試合は高校ラグビーばりに基本に忠実なんです。
サインプレーばかりに頼らずしっかりとラインでパスをまわす。タックルを受けても無理やりパスをしようとせず、しっかりと倒れてラックで処理する。
本当に基本でありシンプルなことを着実にやってるんですよね。
だから最強なんです。
で、このシンプルなことを着実にやるというのは、ビジネスでも同じことを言うことができます。
例えば、マーケティングなんかがそうです。マーケティングというのは『自分の商品・サービスを市場が欲するようにすること』です。
こういう特性があるんで、よく「一攫千金」や「誰でも簡単に成果が出る」などといったことを謳い文句にしたマーケティング手法が、世の中にはびこっています。
たしかに、それも効果があるかもしれません。ですが、しょせん誰でもできることはすぐに蔓延するものです。なので持続性が全くありません。
ですが、そんなマーケティングの世界にも、ちゃんと本質や基本・基礎というものは存在します。ダイレクトマーケだとかブランド重視だとかフレームワーク型だとか市場調査マーケとか関係ありません。
どんなマーケティングの流派でも、基本や基礎というのは存在します。
その泥臭い部分をどれだけくりかえし行うことができるか?「〇〇マーケティングをしよう!」というものじゃなくて、そういった部分をどれだけ粘り強く続けれるか?というのが大切になってきます。
田辺輝恭
ReveDunJourプロジェクトは"夢”に特化し、子どもたち若者たちへ夢の持ち方・叶え方を発信しています。世界で夢を叶えてきた達成者たちが在籍。彼らから知恵と考え方を絞り取ることを是非としています。大和の心で我が儘に。