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オレってなんでこんなことやってんだろう

「自分は一体何をしたいんだろう、、」

人生を歩んでいると、1度や2度はこのような悩みというか、虚無感に襲われる時があると思います。

もちろんぼくもそんな経験がありまして、ぼくの例で言えば、高校時代に高専という5年間通う工業系の学校に行っていました。ですが、正直にいうとぼくは工業なんかに全く興味がなかったんですね。

親が自動車関係の仕事をしていること、そして、大学に行かなくてもそれなりにいい職場に就けるということ。この2点のみを理由に高専を受験しました。

そんな理由で受験してしまったものですから、実際に通ってみても学業に全く身が入りませんでした。なので、蓋を開けてみれば落第するかしないかという瀬戸際を常に歩くような学生時代だったんですね(落第してしまった人も結構いたので、そういった意味合いでは粘り強いんかもしれませんw)

社会人になってもそうです。

「いつかは継ぐことも考えなさい」という親の言葉が頭に入っていたものですから、何となく地元の会社に就職しました。だけどその会社も「ここでやりたいことがある!」といった理由で入ったものじゃなかったんで、仕事もそんなに身が入りませんでした。

そんなモヤモヤを抱きながらも通勤してたんですが、自分どころか上司も先輩も、なんならほとんど9割近くの人が『本当はこんなのやりたくないけど、やるしかないしそもそも他にできることはない』という理由で一心不乱で仕事に勤めていました。なので、その姿を見て「あ〜仕事ってこんな感じでいいんだなぁ」と、仕事に対する定義を自分の都合のいいように擦り込んでいました。

趣味の方もいまいちパッとせず、学生時代に先輩から教えてもらったパチスロに社会人になっても入り浸っていました。なのでセッター(セブンスター)吸いながら暇な日は問答無用でパチスロへ。夜は友達と飲んだり毎週コンパをしたりして、とにかくやりたいことをやってました。

社会人になってからしばらく彼女がいなかったのですが、24くらいの歳にお付き合いしたい人と巡り合いました。ですが、タバコも吸うわパチスロするわじゃ、遊びで付き合うのは全く問題ないけど真剣だったら話にならんなぁと思い、スッパリやめました。

そして、思い出を残すという彼女(今の妻)の言葉から軽い気持ちで買ったカメラにハマり、機材を集めて資格を取ってみたりコンテストに応募したりするようになりました。

と、そんな矢先、友人が首の骨を折って全身麻痺になりました。そんな彼に生きる希望を持ってもらうためにメチャンコ調べ物をしていたら脳科学や心理学、コピーライティングに出会いました。それらの技術を手につけるべく、自分の時間を殺して必死にやってたら、本心とは裏腹に独立することになりました。(というか、独立しないと自分を貫けないと思いました。)

で、独立してマーケターとしてある程度成果が出るようになると、両家の親から継ぐ話が浮上。がっつり大きくするつもりはなく、自分たちが納得して生活できるくらいのレベルで運営していく。その上で自己実現を重視する家庭にするという条件で、サポートすることになりました。

こんな感じで生活していると、「オレってなんでこんなことやってんだろう」って思うことが多々あります。

高専、パチスロ、仕事、コンパ、カメラ、コピーライティング、事業継承、、、一つ一つ見ると見事にバラバラです。しかもうまくいかずに途中投げしたものも含めたらもっとあります。

でも、ちょっと気づいたことがあります。

それは、悩んでる人・迷ってる人というのは、自分がやってきたことの1部分だけを見続けているということです。つまり、あれをやってもうまくいかなかった。これをやってもうまくいかなかった。それをやってもうまくいかなかった。という、あれこれそれの部分を端的に見てるということなんですね。

ですが、その見方をやめて抽象度をあげてみたらどうでしょう?つまり、やったことというのは結局は手段の一つでしかありません。なので、必ずそれをすることで達成したかったものというのがあったと思うんです。

例えばぼくの場合で言えば、高専の受験も、パチスロもコンパもカメラも、どれも極めることもできず半端モンばかりでしたが、その根底には「身近な誰かの役に立てる人になりたい」というのがありました。ぼくは本当は、『誰かの役に立つこと』をしたかっただけなのです。それを実現するための手段が、ぼくが身を置いていた環境ではパチスロ・コンパ・カメラくらいしかなかったということだったんです。

今のぼくの環境は、その頃とは全く違います。それが良いとか悪いというのは関係ないのですが、少なくとも『誰かの役に立つこと』というぼくの本心を達成するための手段は、選択肢が増えました。

本当にやりたいことって何ですか?

手段や作業に意識を向けると、人は迷います。ですが、それによって達成したいことにフォーカスすると、一気に視界が開けてきますよ!

田邉輝恭

ReveDunJourプロジェクトは"夢”に特化し、子どもたち若者たちへ夢の持ち方・叶え方を発信しています。世界で夢を叶えてきた達成者たちが在籍。彼らから知恵と考え方を絞り取ることを是非としています。大和の心で我が儘に。