些細なことでケンカが起きた瞬間とその理由
昨日、みよし運動公園に行った時のことです。
そこは地方球場や陸上競技場があったり、でっかい遊具や広場も充実してるんで、たまに家族でお弁当を持って遊びに行くんです。
で、昨日も息子たちに引っ張られてすべり台とか、ジャングルジムで遊んでいたんですが、ふと長男が急に別方向へ走って行きました。
「何かあったんか?」と思って、次男を抱っこしながらついて行ってみると、「虫探しをする!」と言い出したんですね。
その息子の顔は希望に満ちあふれたようなきらびやかな笑顔で、「世の中にはこれ以上オモロイことはないじゃろ!」と言わんばかりの表情をしていました。
「なるほど、そういう遊び方もできるな」と息子と話してたんですが、ぼくの内心は穏やかじゃありませんでした。
なぜなら、ぼくは虫が大の苦手だからです。
「カブトムシを見て喜ぶ人たちはゴキブリを見ても喜びに満ちあふれるべきだ」という価値観を持ってるくらい、虫が苦手なんです。
もう、アゲハ蝶1匹もさわれないくらい。いや、触るどころか見つけたもんなら2mくらい離れて迂回するくらい苦手なんですね。
けど、長男はそんなことお構いなし。
「見つけてくるわ!」と行ってルンルンで走り出してしまいました。
「そうか、ついに虫に興味を持ってしまったのか、、」と、半ば将来を想像して気を滅入らせていたんですが、衝撃が走ったのはここからでした。
なんと息子は、外置きの自動販売機にとまっていた蛾を素手で片っ端から捕まえてたんです。
2cmくらいの小さめの蛾だったんですが、それを右手で掴み、左手の中にドンドン入れ込んでたんですね。
その姿は、虫の苦手なぼくからするとかなり素早く、まさに承太郎がスタープラチナを引っさげてオラオラやってるそのものだったんです(わからなかったら無視してください。・・・・虫だけに♪)
ぼくは急いで息子を止めました。「触るな!」って。
だって、どんな毒を持ってるかわからないし、鱗粉に触れたら体にどんな影響があるかわからないし、そもそも蛾というのは「おい、触るんじゃねぇぞ」と言わんばかりのフォルムをしてるじゃないですか。
ですが、息子は楽しい時間を止められたんで、「なんでダメなんよ!」と激怒します。
なので、その理由を伝えようと思ったんですが、そこでハッと気がついたんです。蛾を触るべきではない具体的理由を持ってないことに。
そうなんです。ぼくは、感覚的にただ「蛾を触ってはいけない」と思ってただけで、具体的な根拠は知識として頭になかったんですね。
なので、息子とちょっとした喧嘩になっちゃったんです。
でも、このパターンて日常生活でもよくあることです。仕事をしていても、組織内で価値観が合わない時や、考えのズレが生じてしまう場面が多々あります。
で、そのズレをレベリングするために話し合いをしたりするんですが、平行線をたどってどーにもこーにもならないことも珍しくありません。
ですが、平行線をたどってしまう理由はだいたい1つしかなくて「理由がはっきりしないからお互いに意見を受け入れれない」というものなんですね。
人は理由に具体性があって、筋が通ってることがわかった上で、はじめて納得できる生き物です。
なので、あやふやなところはあやふやのままで、自分の都合がいい部分だけを話すといったことをすればするほど、人との間にジワジワと軋轢が生じてきます。
どれだけ素直になれるか、そしてどれだけ頭の中に正しい知識をインプットしておけるか。
ストレスなく楽しい生活を送るためにも、この2つは念頭に置いておきたいですね!
田辺輝恭
PS:
息子とは結局、ダンゴムシ探しをすることで落ち着きましたw
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