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20代にPdMとしてのキャリアは全然見えてなかったよって話②

こんにちは、プロダクトマネージャー(Pdをしているmegです。

たいして何も考えてなかった私のキャリアを読んで、「もっと気楽でいいーんだ!」とか「今のうちに知っておいてよかった」ってなれたらいいかなって気持ちで書いています。こちらのブログの続きになりまーす!https://note.com/tanabemg/n/nbf1a85c878db

前回のブログのサマリ
・好きを求め、強みを活かし、つねに成長できる環境を選ぶだけ
・「C向け」「IT」「スタートップ」の軸で選んできた


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こんな感じでキャリアを歩んできました。

●ソーシャルゲームにはまったDeNA時代

「IT系」「スタートアップ」「C向け」という軸で転職したDeNA時代。

DeNAでは、当時怪盗ロワイヤルが全盛期でスマホwebのソーシャルゲームがどんどんリリースされる時期でした。そこで農園ホッコリーナというモバゲーには珍しく女性のお客さまが多いゲームを担当しました。

当時はプランナーという今のジュニアPMのような役割をして、その後、プロダクト責任者であるProducer(Product Owner)をしました。

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農園ホッコリーナのチームスローガンは、「世界で一番ありがとうの飛び交うサイト」にするでした。ゲームに止まらず、キャラクターグッズをつくったり、いろんなチャレンジをしてみました!

最後には、モバゲープラットフォームでMAUが1位になるゲームに成長しました。

ただ、順風満帆に言っていた訳ではなく、途中POをクビになったりもしました(笑)。メンバーに戻ることで、チームメンバーと話す時間ができたり、自分の足りないところを認識するとてもいい機会になったし、何より全て自分がやらないといけないと思い込んでいたところをみんなの活躍できるフィールドを作ろうと思えたことは大きい発見でし、た。

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みんなの活躍できるフィールドを作ろうと考えたきっかけは、当時、まだプロダクトマネジメントやプロジェクト管理の本などはほとんどなく、たまたま手に取った「ルフィの仲間力」でした。全くワンピースを読んだことないのに感涙しました(笑)。PdMの人にはオススメの本です!活字嫌いでも読みやすいはず!PdMはルフィを目指そう。

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そして、初めてC向けのサービスの楽しさをからだ中で感じたのも、DeNAのときでした。どんなに周りから失敗すると言われたり足を引っ張られても、自分を信じてお客さまに本気で向き合い、お客さまの欲しいものを作れば必ず数字が付いてくると感じられたのはC向けサービスのまさに醍醐味でした!

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そんなDeNAでのソーシャルゲーム時代も、アプリシフトの波にのまれまはじめます。当時、パズドラなどのアプリが台頭しはじめ、塞き止めることのできないすごい勢いを感じました。

その中で、自分はアプリベースでのゲームを作りたかったのですが、まだ会社としては、モバゲープラットフォームをいかに成長させるかというフェーズだったので、転職を考えはじめました。

また、チームの大きな目標も達成でき、一段落した感じもありました。

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そして、DeNAを経験することで、「伸びる市場」「PdM」が転職の軸にくわわりました。

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●トレンドのアプリ×EdTechだったスマエデュ時代

そこで次に選んだのがスマートエデュケーションでした。子供向けの知育アプリを提供している会社で、Eテレとのコラボアプリを作りました。

当時、まだアプリを作っている企業はあるものの、多くはない状況でした。はじめてのアプリ開発はweb開発とはUXから開発方法などたくさん異なり、やりがいばかりでした!しかも、小規模のスタートアップは、はじめての経験で経営層とも近く、自分の仕事のはばもPdMに止まらずにすごく勉強になりました。

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一方で、DeNA時代は、リリースが1時間遅れただけでも売り上げに大きく影響するので、やりがいや楽しさからご飯を食べるのも忘れ、低血糖で体調が悪くなると行きつけの病院で点滴をうってもらって1時間で復活し、睡眠薬をもらいながら働くような生活を送ってました。これは、よくない見本です。

そんなスピード感やプレッシャーと比較すると、EdTechやタブレット市場の成長はあるものの、私の想定していた速さの成長ではなかったというのが現実でした。また、社内での配置検討のタイミングも重なり、辞めることを考えはじめました。

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ということで、ニートになることに決めました。

●人生悩んだニート時代

幸いやめたすぐ後に声をかけてもらって、友達の会社を少し手伝ったりはしました。時間があったので通い放題のヨガに入り、どうせ通い放題なのだからと毎日いっていたら、「もしかして、ヨガのインストラクターめざしていますか?」とインストラクターから声をかけられるくらいでした(笑)。

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もう、よくわからなくなってしまったので、いろんな人にあって話を聞いたり転職活動をしたりしていました。

●一番いごこちがよかったストアカ時代

当時、2014年に「メルカリ」「弁護士ドットコム」「LINE」から内定をもらっていました。どこも作りたい未来には共感できるし、転職の軸でいうと私の理想の条件が揃っていました。その中で、CEOの藤本さんやメンバーとお話する中で、一番困っていそうな「ストリートアカデミー」を選びました(笑)。

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今考えると、転職の軸の中におけるメンバーというのは、ミッションへの共感や会社のバリュー、チームがどんな状態かという軸だったのかもしれません。そして、「メンバー(チーム)」という軸が新たに加わりました。

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ストアカでは1年間、PdMやコミュニティマネージャーや営業のようないろんな仕事をチャレンジさせてもらいました。

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そして、ストアカでの1年が経とうとしていた時に、たまたま、結婚式の2次会でメルカリの人とたくさん会い、メルカリに興味をもちはじめました。

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●理想の条件がそろっていたメルカリ時代

丁度、ストアカでは売り上げがV字回復し、キリも良かったところで藤本さんの応援もあり、メルカリに転職することになりました。

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メルカリは、まさに自分が求めていた6つの軸が叶う、転職をしてきたことでたどり着けた理想の場所でした。

メルカリに入ってからは、様々なサービスにチャレンジさせてもらいました。

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お蔵入りになりましたが、カウルとウールの牛の方を被ってダンスとかもしました(笑)。CMに出ていたのはもちろんプロの方の方です!

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まとめると、自分の転職の軸はこの6つなんだなと認識する一方で、軸をベースにキャリアにおける強みにできるといいのかなと思いました。

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●まとめ

はじめて転職した2011年は、まだ第二新卒という概念が色濃く、30才をすぎたら転職はほとんどできないと言われていました。

メルカリに入社した2015年ごろでも、5社目というと珍しく、よく自己紹介で「ジョブホッパーなんです」とふざけて言っていたので、この5年間ですごく世の中が変わったなーと感じています。

個人の時代になっていく中で、最近コーチングを受ける人も増えています。私もコーチングの講師の勉強もしているところなのですが、選択肢が増えることで、必然的に自分と「向き合う」ことが必要になってきているんだと思っています。わたしはキャリアにおいては、向き合う上での軸が「好き」とか「強み」とかそういうものなのかなぁと思います。

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より、チャレンジしやすい環境になってきているのは確かなので、かっちりしたキャリアプランの計画をするよりは、自分と向き合うことで方向性を模索しながら徐々に明確にしていく、そのチューニングの方が重要じゃないかなと思ってます。

たとえば、旅行に行く時に事前に日程表を細かーくたてたとして、実際に旅行に行ったら、たまたま事前に行く予定だったごはん屋さんより食べたいものがあるお店を見つけた時に、「いっちゃう?!」って言えるノリが大事かなと。

ただ、本当に計画していたお店より美味しいのか、自分が好きなものが食べれるのかは、ノリだけで決めないようにして(笑)。

仮に、失敗したとしても、そのトライを楽しめて、糧にできるくらいの気持ちでいいんじゃないのかな。

何も傷のないルフィよりも、傷のあるのルフィの方がみんなもついていきたいんじゃないかなと。

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