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会って話して30回

田原総一朗さんと開催しているトークイベント「田原カフェ」が、30回目を迎えます。

明日6月10日に開催する会が、その節目です。

ゲストは2004年の「イラク人質事件」で拘束され「自己責任バッシング」を浴びた、あの今井紀明さん。現在はNPO法人D×Pの代表として孤立する10代の支援をされています。

6月10日(月)お待ちしております!

2022年の2月から始まり、ついに30回目になります。私にとって大事なお仕事の一つであり、この場を続けてきたおかげで、たくさんの機会とご縁をいただきました。

実は、最初は完全に無償で運営していました。他にいくつかアルバイトやフリーで仕事をいただきながら、田原カフェはあくまでも自分のために無償でやっていたのです。

とはいえ、経済的な余裕がないと続くものも続きません。「もうそろそろ限界かもな」と思っていた10回を目前にした頃に「事務所としてバックパックするから続けよう」という有難いお申し出をいただき、今に至ります。

ここまで続いてきた田原カフェは、何をしたい場所なのか。

よく「ミッション・ビジョン・バリュー」なんてことを耳にします。

組織の理念やありたい姿を言葉にしたものです。

今まで田原カフェにもそういったものが漠然とあるなあと思いながら、言葉で形にしてきませんでした。

30回を迎えるにあたって、それらを考えてみたら以下のようになります。

ミッション:田原総一朗の創造と破壊のスピリッツを次世代に受け継ぐ

ビジョン:対話を通じて「言論の自由」を、令和の日本に根付かせる

バリュー:参加者の「自分の思い」を「社会の課題」につなげる

田原カフェではあえて「議論」ではなく「対話」という言葉を使います。「朝まで生テレビ!」のようなテーマに沿った格式ある議論よりもカジュアルで、かといって「雑談」「おしゃべり」ほどフランクではない。その間を探っています。

そして、田原さんとゲストの基調講演的な時間も置いているものの、参加者さんを交えた「クロストーク」の方を長くしていますし、もっと言えば「クロストーク」も「質疑応答」よりも縦横無尽に話が広がるような時間にしたいと思っています。

その中心に「重石」のようにいるのは田原さんであり、あの方から放たれる放談・追及・よもやま話があるおかげで、対話のパス回しが活発になります。ある方はその様子を「道場」に喩えました。

いつもはテレビの向こう側の世界にいる田原さんに(あえていうなら)画面から出ていただき、その怪物のような好奇心を野に放ってもらうことで、場としての対話、身体をともなった言葉のやり取りを感じてほしいと思っています。

まだ田原カフェが始まる前、田原さんとどんな場にしたいか話し合いを重ねていた頃は、世の中はまだまだコロナの試練に立ち向かっていました。

あの時に誰よりも会って話すことが大好きで、それを生業にしてきた田原さんは、そうとう不自由な思いをしたと思います。

まだコロナは静かに猛威をふるっていますが、田原さんには健康に気を付けてもらって、まだまだこの場を一緒に楽しんでいきたいと願っています。





【初めて私のことを知ってくださったみなさま】

田中渉悟と申します。
フリーで対話のファシリテーション、企業向けのワークショップ、哲学対話の進行役などをしています。

X:https://twitter.com/tana_tana_sho

▼ジャーナリストの田原総一朗さんと仕事をしています

▼国分寺のクルミドコーヒー/胡桃堂喫茶店で哲学対話の進行役もしています

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