人、モノ、金、大事なのはやっぱり人なんだろう。

人生を生きていく上で、決して切り離すことができない人、モノ、金。

どれが1番大事か？
それは、時々で当然変わっていくと言ってしまえば、そこまでなのだが、母を見ていてつくづく気づくことがある。

母は今、抗がん剤治療をしている。
私の記憶もリンクするわけだが、決してお金があった人生でもないだろう。
そして、モノに関しても、決して色んなものを欲しがることもなく、買ったものをとにかく大事に使ってきた人生だろう。

そう、私が何を知っているのかと怒られてしまうかもしれないが、モノとお金に恵まれていたかと言えば、私たち子供のためや周りのために自分にはあまりお金をかけずに過ごしていただろうと感じる。

そんな母ではあるが、電話をするたびに、母の周りの友達たちが、母のことを心配し、何かしてあげたいと声をかけてくれているという話をよく聞く。

そして、友達と「一緒に泣いたんだよ」と。

また、その話を私にしている時も嬉しくて泣いている。

そんな話を、聞いているとやっぱり感じることは、何よりも大事にすべきは人なのではないか？と感じる。

自分が元気であろうと、なかろうと、気にせずにそばにいてくれる人との繋がりこそが人生の中で起こる逆境を乗り越えていくための糧になる。

確かに、お金がなければ、モノが無ければと考えてしまいがちではあるが、いざという時に、やっぱり必要なのは人から貰える無償の愛や友情なのだろう。

インスタやツイッターなど、何故かキラキラしていると感じるのは、お金やオシャレなモノの話ばかりになっている。

そんなお金やモノに惑わされることなく、人生の中で大切なのは、どこまでいっても人との繋がりであることを私は忘れないように生きていきたい。