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水が飲めない僕と子どもたち

こんにちは。

最近、ネットニュースで「水が飲めない子どもが増えている」ことを知った。
どうやら、味がしないからだ、とか、コロナの影響か、とか、
いろいろ言われているらしい。
SNSでは「贅沢言うな」「飲まなければいい」といったコメントもみた。
辛辣だなぁ...。

この件は、僕にとって他人ごとではない。
なぜなら、僕も水を飲むことが苦手だからだ。
水分補給が苦手なのではなく、「水」を飲むことが苦手なのだ。
だから、子どもたちの気持ちはよくわかる。
ちなみに僕は24歳だ。

水が飲めない子どもたちに代わって、水が飲めない僕が語ろう。

まず、飲み物としての水だが、僕は幼少の頃から全く飲んでいない。
基本的には烏龍茶か麦茶で、ごくたま〜に、カルピスとか、牛乳とか飲んでいた。
僕の四半世紀は、お茶と共にあったと言っても過言ではない。

じゃあ、なぜ水を飲まなかったか。
それは「吐き気がする」からだ。
これは悪口ではなく、身体反応として起こる事実だ。
頑張らないと一口、ごくん、とすることもできない。

これは今でもそうだ。
吐き気、とまではいかないが、飲み込むときに強烈な違和感を感じる。
いつも絶対しかめっ面になる。

味がしないから嫌だ、というのもすごくわかる。
「自分が今何を口に入れて、何を飲み込もうとしているのか」が、わからない。
いや、水なんだけど。
それはわかっているんだけど、混乱する。

これが、たとえばお茶だと、普通に「あ、お茶だな」と理解できるので、苦ではない。
牛乳でも同様に。

あとはちょっとしたトラウマかもしれない。
幼少期、いつも水を飲むときは、決まって薬を飲むときだった。
苦いんだか甘いんだかわからない粉薬を飲むときは、水。
あまりにも粉薬が口に合わなすぎて、吐いたこともある。
そういうときも口に含んでいたのは、水。

水は悪くない。
ただ、僕の飲水適性が低いだけなのだと思う。
だから、子どもたちの言い分もわかる。
(コロナの影響は知らない。)

そういうニュースを見たので、今日はあえて天然水を買ってみた。

新潟県 津南の天然水(ファミリーマート)

今日はこれ一本で仕事をした。
美味しくない...わけではない。
最初から味はないんだから、ウマイマズイではないはずだ。
ただ、やっぱり苦手だな、と感じる。
この商品が、ではない。
「水を飲むこと」が苦手だ。

味を理解しようとしてしまったり、些細なトラウマと結びつけたり、
どう考えても悪いのは僕なのだが、適性がない、というのはこういうことなのだろうか。
でも、少しずつ練習しておかないと、いざというとき大変だ。
災害が多いこの国では、水はコモンズなのだから、かなり貴重な資源だ。
そんなとき「飲めません」で通用する世界ではない。
今日のように、徐々に慣れていこう!

...まぁ、とりあえず、今は麦茶を飲もう。

さようなら!

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