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イチからZINEをつくる|ZINE制作日誌 #1

2024/8/10

今日からZINE制作日誌をつけることにした。
進捗管理とモチベ維持を兼ねて、こまめに記録をつけていく。
あとは、これからZINEをつくろうとしている人の助けになったらいいな、
という思いも込めて。

このnoteはZINEカルチャーを知っている人向けの内容となるので、
「ZINEってなんぞや」という人は、こちらを読んでほしい。
ぼくが一番読みやすいと思うZINEの説明記事だ。


さて、さっそく進捗をメモろう。
と、思ったけれど、制作自体はだいぶ前からはじめていたので、
今回はこれまでの作業を振り返ってみたいと思う。
次回にわたって丁寧に追っていくので、気になる人は次回もぜひ。

ところで、ZINEをつくろうと思ったきっかけは、正直覚えていない。
どこでZINEを知ったのか、全然記憶にない...。
が、ここ1〜2年は「ぼくもつくりたいなぁ」と、漠然と考えていたので、
たぶん大学生のころに知ったんだろう。
我ながら良いアンテナを張っていたなぁ。

...そんなこんなで前々から憧れがあったZINE。
ようやく制作に取り掛かることができる。
しかし落ち着いて、土台、骨組みから考えていく必要がある。
がむしゃらに執筆しても、いたずらに時間を食うだけになってしまうので、
まずは最低でもテーマ、コンセプト、内容の構成は決めておきたい。
今回は、テーマとコンセプトについて振り返る。


テーマはすぐに決まった。
「マルチスピーシーズ人類学」について書くことにした。
というか、むしろ逆で、
「マルチスピーシーズ人類学」をテーマに何かつくりたいなぁと思っていて、
同時期にZINEの存在を知ったのだった。
だからこのテーマになったのは必然だと言える。

マルチスピーシーズ人類学とは、現代人類学の潮流の一つで、
人間を含むあらゆる存在の絡まり合う関係から人類を考える、というものだ。
ぼくは「人間であるとはどういうことか」を考える手法、と思っている。
ぼくの心を掴んで離さない、生涯をかけて勉強したいと思える人類学だ。
改めて、自分の好きなものを自分なりに表現して伝えることができるのは、
ZINEの大きな魅力の一つ
だと感じる。


次に考えるのはコンセプト。
テーマと何が違うのか、と言われたら答えるのは難しいが、
制作物を貫くものがテーマで、制作物を覆うものがコンセプト
というのがぼくのイメージ。
なんかふんわりしていて申し訳ない...。
ちなみにコンセプトは以下の通り。

マルチスピーシーズ人類学と出会ってから学んだこと、考えたこと、
感じたこと、実践したことを、自分の言葉で書いてみたい。

上記のコンセプトを踏まえて、内容の構成を練っていく。
コンセプトが定まっていないと、装丁や章立て、レイアウトまで定まらず、
そして何より読者に何も伝わらないという事態に陥ってしまうため、
なるべく正確に言語化することを目指した。


こんな感じで、一つひとつ丁寧に積み上げていくことが大切だ。
手当たり次第につくっても、どこかで大きな修正が入ったら一発アウト。
そういう無駄な手間はなるべく避けたい。
制作時に気をつけたいことの一つだ。

ということで、今回はここまで。
次回は内容の構成をどのように決めたか振り返る。
結構変なことをしているので、
興味がある方は次回も読んでみてほしい。

あと冒頭で言うのを忘れたけど、
この制作スタイルはあくまでぼくの個人的な手順であり、
みんながみんなこの作業をしているわけではないと思う。
ので、参考程度に留めておいて欲しい。

それでは、よきZINEライフを〜。

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