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田村市の船引駅前のちょっと変わった本屋

KFB福島放送シェア公式サイト「報道特集」

先日7月30日KFB福島放送のシェアの中で、
シェア型本屋の紹介がありました。実は3時間の長時間の取材でした。
出演でインタビューを受けて頂いた、二人の棚主さんには感謝です。
最初と最後に私がインタビューを受けて、
棚主さんは平日だったので、時間調整で来店頂きました。長時間話をそっと聞いていた私はみなさんの想いに涙が出てしまいました。

私の想いとしては、シェア型本屋に集ってくる方々が、
いろんな素晴らしい棚主さんと出会うことで、
起業したり、お店を出店したりして、この船引駅前商店街が少しでも活性化して行ったらいいなと思っています。そこに貢献したいです。

現在進行中のプロジェクト、閉ざされたシャッター20件ほどにシャッターアートすすめる
(イラストレーター/グラフィックレコダー菅野 愛希さんに想いをイラストにして頂きました)

実際、いろんな事情でシャッターの閉じたお店が多くなっています。
それでもシェア型本屋のような、多くの棚主さんが月額3,950円で棚を所有、
土日でも人が歩かない「まち」で、持続可能な本屋として成り立って、
いまでは、遠方からシェア型本屋をめざして訪ねてくれる人が増えてます。
棚主さんの毎週継続的な企画イベント時には、8人から10人は参加者がいます。
みなさんの発信力や参加意欲は凄いものです。
今後は、夜の講座で、Arumatie主催事業を増やしていきたいと考えてます。

これから、2件目3件目のお店出店が、若い人が実現してくれたら、
最高だなと感じています。その為に、起業準備やお店出店のお手伝いができるよう。多くの方々のお力添えを得て、進めています。
こうご期待を。
もう一つArumatieの主催事業としては、読書会ゲーム「フラグフレーズ」も頑張って応援していきます。

この「フラグフレーズ」って読書ゲームは、竹内真の小説、図書室シリーズに登場させようと考案されたゲームです。
高校の図書室でビブリオバトルが始まったら、一人の少年がそれに飽き足らずに考案した、って設定です。

読書会ゲーム「フラグフレーズ」台本より

数人でフレーズを持ち寄り、視点を変えて、想像を広める質問を出し合う。それぞれの好みで選んだフレーズに投票。何ともワクワク楽しいですよ。
本を読まなくても言いというのが、誰もが気軽に参加できて、一番かもしれません。


地元の書店との住み分け?

そんな話がありました。
私が考えるには、TSUTAYA書店さんも、小泉書店さんも住み分けなど考えてないと思います。もちろん商いですから、集客や販売は日夜切磋琢磨だと思います。小泉書店さんは、頑張ってる独立書店、TUTAYA書店さんはチェン店ちょっとぉ話が違いますが。

昔しからこの船引の地で頑張っておられます。
凄いことです。もっと皆さん方も積極的に地元の本屋で購入することが大切かと。
それでも便利さにはなかなか勝てませんね。

棚主さん「G-book」さん


シェア型本屋の棚主さんの販売は、基本的は古書です。
現実的な問題として、競合はしません。と言うより、棚主さんの目的に積極的販売などは無いと思っています。それ以上に本と出会い、本で知り合う、本で学ぶことを楽しんでいる様です。様々なコミニュケーションを楽しんでいるんだと思います。

棚主さんが、自分の思い出の本や、感銘を受けた本、誰かに話したい本等を並べています。中には非売品としておかれています。

現状の船引駅前、悲しいことですが、すぐさま商売が成り立つようには見えないのではないでしょうか?

実際棚主さんが個々にSNS等で積極的に発信して頂き、
それを見た方々がシェア型本屋に訪ねてこられてます。

新書の販売はシステム上大変な商売です。長くこの地で頑張ってこられていることは頭が下がりますね。

先日も、小泉書店さんには、お互い本好きをふやしていくための「協力関係はできませんか?」とお話をしています。シェア型本屋で読書会ゲーム「フラグフレーズ」等に参加して、読んでみたい本ができると、新書が欲しくなるのが、本好きの常ではないでしょうか。地元の本屋をご案内しています。

私自身このスペースは、若い方の起業、店舗出店のきっかけの場所だと思っています。ですから、企業さんにも、個人さんにも、個人事業主さんにも、シェア型本屋を利用して、そこから積極的に発信する。そんな提案もしています。また、棚主さんは無償で店舗利用可能なので、いろんな企画イベントを運営して頂く。住み分けなどはあるのでしょうか?
考えたことなどありません。

いまは、共創の精神ですね。
いろんな事が新しく大きく変化しているので、企業間でも、お客様でも、多くを巻き込んで、新しい価値を生み出していく事が、大切だと考えています。

著者の利益?
賑わい、無料のイベント?

今現在、シェア型本屋には、お二人の小説家の先生が棚を置いて頂いています。もちろん読書層が増えることを願ってです。

そのことから見ても、
シェア型本屋の可能性は大きいのではないかと思っています。

図書館には図書館の役割があると思っています。
私たちシェア型本屋としても、図書館の館長さんに、読書層を増やす為に協力の在り方をお話ししているところです。

読書会ゲーム「フラグフレーズ」には他の地域の司書の方も別のプログラムで、リモート参戦しているようです。そんなつながりが出てきています。

私たちの考える「まち」の賑わいとは、
新たな店舗出店や、起業が行われ、まちが少しでも活性化することを意味しています。

何事も無償でできることはありません。
起業家でも、店舗出店者も、儲かることのできないまちには集まって来ることはありません。それだから賑わいがなくなっていくのです。

無償でやるという事は、税金を使っているのです。田村市は財政難です。
一人ひとりが価値を生み出す行動して、「まちの賑わい」を考えて行かなければならないと思っています。

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