1年を注いだ理系院生の就活体験記
どうも。おはよう、こんにちは、こんばんは!
唐突ではありますが、、、、
今月、ついに長い時間をかけた就職活動が終わりました!
様々な紆余曲折を経て、
ITベンチャー企業のTalknoteという
企業に就職先を決定いたしました。
ここにくるまでに、とことんまで就活で悩み苦しんだ
経緯をここに書き残したいと思います。
これから就活を始める人、今現在取り組んでいる人の参考に
少しでもなったら幸いです!
Sec1:過信、そして空回り(2019.5~2019.8)
そもそもの前提として、僕は大学院に進んだ理由として2つありました。
①サークル活動に明け暮れてサボっていた専攻の数学の勉強をちゃんとする
②ちゃんと就活する
その中でも
『ちゃんと就活する』
これを大事にするためにも早期の5月から就活を始めました。
しかし、就活の「しゅ」の字も対して理解していないまま、
「学部時代に所属サークルで頑張っていた俺最強じゃね?」
と言うなんとも舐め腐った気持ちで就活を始めました。。。。
そして、対して考えもないままに様々な選考会やイベントに出席して
いわゆる「就活している感」だけを醸し出し、、、
「自分は人を応援することが好きだからコンサル向きじゃね?」
と言う短絡的な思考で
コンサル志望
というそれっぽい言葉をぶら下げながら
意気揚々とインターンの選考に臨んで行きました。
しかし、現実はそう甘くなく、20社以上にエントリーを行ったインターンもことごとく落とされました。
偶然受かったインターンに行けたことに満足して
「俺就活しているぜ、インターンも何社かいったぜ」
というなんともダサい雰囲気を纏わせながら夏を迎えることになりました。
Sec2:迷走、そして挫折(2019.8~2019.11)
夏に入って、趣味である旅に行ってきました。
1ヶ月の間、東南アジア4カ国を一人で一周するという挑戦でした。
そもそも旅にハマった経緯として、サークルに打ち込みながら行動力だけは人一倍ついたおかげで、一人で自由気ままに旅をすることに魅了されていったからなんですね。
さらに言えば、旅で得た経験をまたサークルに還元しようと思えるからこそ、何かしらの学び・気づきを得ようと意欲的にもなれました。
しかし、院生になって何かに本気で打ち込むことがなくなった僕は
ガソリンがないエンジンの空焚き状態に。
そんな状態でいったものだから、
とことんまで人生に悩みまくりました。。。
「自分はなんのために生きているんだ」
「早く旅から帰りたい」
思考を伴わない状態で旅に行って、過去最大級に病んで行きます。
その後、旅に帰って凹みに凹んだ後、就活を再開。
偶然にも、大手人材企業のインターンに参加して、
早期選考の話をいただくことができました。
「これで内定をもらえるなら早く就活を終えたい」
という想いで、自分の過去から人材業界にきっと向いているという風に
自己分析を婉曲させて面接に挑みました。
その時の面接官から、
「全然思考が足りていない、もっと自分と向き合って考えてみてくれ」
という、今までなんとなくで就活をしていた自分を
真正面からぶった斬られる刃物のような言葉を投げられました。
そして、当然の如く不合格の連絡。
ここが自分にとって、大きな挫折で大きな転換期でもありました。
Sec3:考動の繰り返し(2019.11~2020.2)
仮にも第一志望にしていた企業に落ちて凹みに凹みました。
そしてその後
「絶対見返してやる!!!!!!」
というなんとも情けない動機で
まずは改めて自己分析をやり直すことにしました。
自己分析をやるにあたって必要なことが
①過去の自分と向き合って深堀
②今の自分の価値観や志向の言語化
③未来のビジョン設定
です。
①過去の自分と向き合って深堀
②今の自分の価値観や志向の言語化
この2点については、
・自分の過去(幼小中高大)の印象的なエピソード40個に対して「なぜ?」の深堀を4回以上行う
・家族や当時の担任の先生、親友に他己分析を頼む
・そこから得られる自分にとってのキーワードを言語化して整理する
この作業を徹底的に行いました。
③未来のビジョン設定
については、
・自分自身が思う社会課題を自分なりの言語に落とし込んで深掘しつつ整理する
・BE→DO→HAVEのキャリア設計の考えをもとに、自分がなりたい姿(BE)を直感的に言葉にし、原体験から得られる価値観を肉付けしていく
・上記の実現に近づくような現時点での就活の軸を決める
この作業を行いました。
この作業で活用したのが
『マインドマップ』です。
自分の思いを一言で表現した後、
Why→How→What
の順番でロジカルツリーを横に横に設計していきました。
これをやっておくと、面接での応答においても、作成したロジカルツリーから引っ張ってきて伝えることができるのでむちゃくちゃおすすめです。
①〜③の手順と同時並行で行っていたことが
『壁打ち』です。
思考のアウトプットをとにかくたくさんの企業の選考やイベントで行い続けました。(50時間以上はそこに費しました)
そこでいただいたフィードバックをもとにまた思考を重ねて、またアウトプットを行う。これを繰り返します。。。。
これのおかげで、自己理解と社会理解を並行して精度を高めていくことができました!!!
その中で自分の大事にしたい想いも言語化することができました。
↓↓↓ぜひご一読を!!!↓↓↓
この作業を
『考動の繰り返し』
と名付けました。笑
思考も行動も止めずに行い続けることが重要だとここで気づきました。
Sec4:手段の目的化(2020.2~2020.4)
考動の繰り返しのおかげで、軸も固まり、、、、
1:ミッションドリブン(企業のミッションやビジョンが事業や組織づくりに紐づいている)
2:働く人や組織の課題解決(HR領域)
この2つが特に大事であることに気づきました。
これが固まりだしてから、かなり面接が上手く行き始めました。
その場で合格を頂くことも増えてきて、就活がようやく楽しくなってきました!
しかし、、、、それが逆に悩みの種になって行きます。
就活の目的と手段として、
目的:心から納得のいく内定先を決める
手段:目の前の面接で合格を頂く
が挙げられます。。。
であるはずなのに!!!
「目の前の面接官が何を求めていて、何を話したら気に入ってくれて合格させてくれるだろうか」
こんな思考に陥り、手段が目的へと変化して行きました。
本来の自分の意思が迷子になっていく事件でした。
Sec5:自分らしさと直観を信じての意思決定(2020.4~2020.6)
そこからは、改めて自分の本来の思考に向き合い、
自分のワクワクする瞬間
本当に働きたいと思える人たち
自分が一番求める欲求
そんなものを深堀ながら改めて言語化して自分なりの答えを見つけて行きました!
そして、とことんまで論理で考え抜いて、、、、
最後は自分の直感を信じて内定先を決めることにしました!!!
あとは、この意思決定を自分で正解にする!!!
頑張ります!!!
就活から得られた学び
この1年間を通じて自分なりに学べたことが3つあります。
1:人生に無駄なことなんてない
就活においても、過去の人生においても何かしらの失敗や成功はつきものです。
でも、失敗があるからこそ、何かしらの学びや気づきが生まれて次の経験に活きることがあります。
つまり、
人生は点の集合体のように見えて、全てが線につながっている
ということ!
この考えを忘れずにいたいと思います。
2:自分を知ることは生きやすさにつながる
自己分析をとことんまで行ったおかげで、
自分の強みや弱み
どんな生き方をしたいか
どんな人といたいか
そんなことに気づいて、「自分は自分でいいんだ」という想いに変わって、
自分の良いところ悪いところを含めて自己肯定感が上がりました。
自己理解は自己の生き方に安心感を与えてくれました。
3:就活とはビジネスの基礎が集約されている、かもしれない
これは学生の分際なので仮説と思って聞いてください。笑
僕は就活の本質は『自分株式会社の投資先への営業』に近いと感じます。
自分株式会社を立ち上げ
過去の実績を冷静に分析(自己分析)
今の自社の強みを理解する(価値観の言語化)
その上で
ミッション(自分が社会にどんな価値を与えたいか)
ビジョン(自分のなりたい姿)
バリュー(就職活動の軸)
の策定
それと同時に投資先の理解も深めておく(企業理解)
それを投資先(志望企業)に営業をかける(一生涯働いたら3億円はかかる給与分を自分自身にかける価値があると思ってもらう)
営業時には投資先に自分の価値を最大限理解してもらうためにロジカルとパッションを駆使してアピール(思考のアウトプット)
それが投資先の心を動かせば契約成立(内定通知)
こんな3つの学びが得られました!!!
これだけまとめたものの、自分がすごい就活をしたとは
全く思っていません。笑
それよりも伝えたいことは
諦めずに考えて動き続けたらきっと意味のある就活に繋がる
という一言に尽きます。
2020/12/14 追記
「アカリク アドベントカレンダー」
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