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2年で50人規模に拡大した組織づくりの裏側を大公開!

こんにちは!株式会社令和トラベル執行役員CHROの田村(@tamuchi20)です。6月からは、(正式には株主総会後に)取締役にも就任させていただくことになりました。皆さま引き続きよろしくお願いいたします。

全社を上げてプロダクトローンチ後1周年を記念したアドベントカレンダーNEWT 1st ANNIVERSARY CALENDARのトップバッターとして、noteを書かせていただくことになりましたので、あたたかくお読みいただけると幸いです!(このあと、4月28日までプロダクトについてや、事業について、新しい仲間からの入社エントリーなど様々な投稿がございますので、ぜひご覧ください!)

令和トラベルは、海外旅行業界のDXを通して、あたらしい旅行をデザインすることを目指して2021年4月に創業し、海外旅行予約アプリNEWT(ニュート)を運営しています。オトクなツアーをたくさん掲載していますので、海外旅行好きの方、検討していらっしゃる方はぜひご活用ください!そして、オトクなキャンペーンもさまざまなタイミングで行っているので、LINE登録がまだの方は、こちらより、ご登録ください!

創業後、ついに丸2年が経とうとしており、今年度4/1時点でフルタイムで43名、インターンが14名と60名弱の組織規模になっております。この2年前はフルタイム8名とインターン3名で創業の日を迎えたことを考えると、5倍以上の組織規模になっています。(PPさん(業務委託で関わっていただいているみなさまをプロパートナーを略してPPさんと呼んでいます)も加えると、130名規模のチームとなっています。)

ちょうど2年前の全社研修写真

この2年で組織規模が60人規模になり、創業から2年で5倍以上の拡大をしてきていますが、その中でどのようなことに取り組んできたのか?特にこの1年でどのような変化があったのか?取り組みをしてきたのかなどについて記載していきたいと考えています。

半年前の合宿での集合写真

大きな課題から立ち直った事例や、うまくいっている事例はnoteなどでもよく見ると思いますが、一定のいい組織状態でありつつも改善ポイントがあり、そこに対してどう対応したか、しようとしているか?などのnoteはあまり多くないと感じているので、普段の組織づくりで次の一手をどうしようか考えている方などに届くと良いなと考えています!そして、令和トラベルのリアルを知りたいと考えてくださっている方がいらっしゃれば、その方にも届くとありがたいです!

数字で振り返る令和トラベルの組織


数字で振り返る令和トラベルの組織

先述の通り、フルタイムメンバー数が、28名(2022年4月1日時点)→43名(2023年4月1日時点)へ。総メンバー数(フルタイム+インターン)が、41名(2022年4月1日時点)→57名(2023年4月1日時点)へと拡大した1年でした。
そして、2年目の上半期からサーベイを取得していますが、そのサーベイの中でeNPSスコアが31.2→31.3(回答者全体)とほぼ横ばいという結果でした。スコア自体は非常に高いとは思いますが、この人数規模だと点数をつけるメンバーの基準に寄ってもスコアが大きく変わってくるので、スコアそのもの以上にコメントの中身や普段のコミュニケーションから得られている情報の重要度が高いと考えています。そして、それらの状態を受けてどのようなことに取り組んできたのか?について、このあとの章で触れていきたいと思います。

これまでの入社者の認知経路割合

加えて、採用に関しても数字を少し記載しておくとこれまでのフルタイム入社者の初期接点は、上記グラフのとおり、リファラルが50%以上、自社HPが25%程度となっています。この1年で入社したフルタイムメンバーの入社経路でみると、リファラルが60%程度、自社HP経由が30%程度と全体の内訳と大きな差分がなく、1年目も2年目もリファラル中心の採用となっています。

2年目、50人規模の組織の現状

サーベイや普段のコミュニケーション、毎月実施している1on1などから感じられる組織の現状を整理すると、以下のような整理が現状の令和トラベルの実態だと考えています。

<Good>
・会社のミッションビジョンに対する共感度が高い
経営戦略、事業戦略に関しても納得感を持てている
働く仲間のステキさに関して、お互いに高い評価をしている
事業の成長に対して、手応えも感じられている
<More>
・一部の意見として、経営戦略は直接話すと納得できるが、その背景やストーリーをもう少し知りたいという声がある
・人数も多くなり、組織を超えたコミュニケーションが相対的に減っていることで、他チームや他者がやっていることをもっと知りたいという声がある

基本的にはポジティブな状態で組織運営ができていると感じるものの、より良くできるポイントが出ている状態です。上述する課題に対して、そしてそれとは異なる観点からこの1年間で取り組んできたこと及び、直近で行ったことを次の大見出し内で記載していきます。

この1年間で組織づくりに関して行った取り組み

この1年間で組織づくりに関して行ってきた取り組みや、これから取り組んでいこうとしていることなどの一部をご紹介したいと思います。

バリューの刷新

創業当初にミッション・ビジョン・バリューを設定したのですが、事業フェーズが変わってくる中で、そして組織規模が大きくなってくる中で、より現状の組織にフィットするバリューを設定したい、そしてより当事者としてバリュー設定に関わってもらうことで、メンバーひとりひとりにより響く状態を作りたいと考え、バリューの刷新を行いました。

10月の全社合宿で、バリューを刷新するとしたらどうするとよいのか?というテーマについて全メンバーで議論をする機会を設けました。(この時点では、検討した結果バリューを変更しないという可能性もあると伝えていました。)その後、ボードメンバーなどで、何度も何度も議論を重ねた結果、バリューを刷新することにしました。

全社合宿での議論風景

刷新後のバリューは以下の3つとなりました。

刷新した3つのバリュー

刷新した3つのバリューのうち、Go Fastは刷新前からワードとしての変更なく残り2つを変更するという結果となりました。ひとつひとつの解釈に関して今回のnoteでは割愛しますが、刷新したバリューに対するメンバーの解像度を高めるための研修を4月早々に実施する設計をしています。

バリューに合わせた人事制度の追加

上述したバリューのひとつであるLearn Newに合わせて、新たな人事制度も追加することとしました。バリューは、作成するだけでは価値につながらないと考えています。作成し、浸透し、普段の行動やコミュニケーションで活用されて文化にしていくことが重要であると考えています。そのためのひとつの施策として、人事制度を作成することとしました。

それは、学習に関する費用(例えば、オンラインサービスの利用、書籍購入、社外講習受講などの費用)を5,000円/月相当額を利用できる制度なのですが、技術的な観点などあたらしいことを学習するために活用してもらいたいと考えています。

評価制度の運用変更

創業半年経ったタイミングで等級制度を導入し、さらに半年後に評価制度も導入はしていましたが、組織規模も変わってきておりマネジメントを担うポジションも出てきているため、その状態に合わせた評価の仕組みにすることで、「納得度」をさらに高めていくために、評価制度の運用の見直しも行っています。加えて、人数が増え、組織規模が大きくなる中で誰が何に責任を持っているのかということが見えづらくなってしまうことがあるため、個人のミッション内容を全メンバーに共有するようにしていくことにしました。そして、大切なこととして、ミッションを定めて半期後に評価を行うということではなく、月次でミッションの振り返りとフィードバックを行う運用にすることで、タイムリーなフィードバックサイクルが回るようにしていくことにしています。

シャッフルランチの実施

組織間を超えたコミュニケーションを活性化させる仕組みのひとつとして、シャッフルランチを創業1年半ぐらいになったタイミングから行ってきました。チーム間を超えたコミュニケーションを活性化させるということが一番の目的で、月に1回の頻度で行っているのですが、例えばコンシェルジュチームが抱えているちょっとした課題についてエンジニアが話を聞くことで課題の糸口を見出すことにつながったり、カジュアルに話したことがあるので業務の相談がしやすくなったりという効果が出てきていると感じます。実施回数も増えてくる中で、同じメンバーが連続してシャッフルランチの組み合わせになってしまっているなど、さらに改善できることがあると考えています。

シャッフルランチでの写真

Fireside Chatの実施

情報の流通や、経営戦略への納得度の文脈で取り組んでいることのひとつとして、Fireside Chatという取り組みがあります。Fireside Chatは、経営や代表の考えていることを身近な距離で聴いてもらう機会として設けた時間で、経営戦略から個人的なことまで様々な質問に対して回答していくようにしています。この取組みはもともとオンラインで実施していたのですが、直近数回(月1回実施)は、オフラインでの実施に変えるなど運用変更もしています。より顔の見えるところで、経営戦略に至ったプロセスや、現時点で思考している未来についてなど戦略に関わる話もあれば、経営陣個人についての質問もあります。全社戦略や経営陣との距離を縮めるために実施してきています。質問の内容が、限定的になってしまうなどもあるため、様々なタイプの質問を引き出すための仕掛けなども必要だと感じながら運用していますが、経営陣や代表が何を考えているのかを伝える機会として、機能してきていると感じています。

Fireside Chatの様子

余談ですが、人事版伊藤レポート2.0「企業文化への定着のための取組」のためのひとつの取り組みとして「CEO・CHROと社員の対話の場の設定」があがっていますが、まさにそれにあたる機会だと考えながら実施しています。

さいごに

ここまで、現時点での令和トラベルの組織状況や組織づくりのために行ってきたいくつかの取り組みに関して記載してきました。組織づくりについて少しでも参考になれば幸いですし、令和トラベルに対して興味を持っていただく機会や認知いただく機会となっていれば、こちらも非常に嬉しいです!

そして、これらの取り組みができたのは、全メンバーの前向きな姿勢があり、運用にしっかりと取り組んでくれたHRのメンバーがあってこそなので、そのような環境で組織づくりに取り組めていることは非常にありがたい状況だと感じています。

創業からまだ2年しか経っていないですが、今回記載させていただいたような組織で、さらなる進化のためのチャレンジを行っております!一緒にチャレンジすると面白そうだと令和トラベルに興味を持っていただけた方がいらっしゃれば、心からご応募をお待ちしています!

フルタイムだけでなく、インターンや業務委託などさまざまな関わり方もございますので、ぜひご応募ください!そして、気軽にお話を聞いていただけるミートアップも開催しているので、気になる方はそちらもご確認ください!

「応募はまだ早いけど、ちょっと質問がある」「今回のnoteに関して質問がある」という方は、twitterDMからご連絡ください!

https://twitter.com/tamuchi20

明日のNEWT 1st ANNIVERSARY CALENDARは、経営戦略室の太田とPdMの藤沼が海外ホテル予約サービス『NEWT HOTEL』の裏側について語った対談記事を公開予定です。お楽しみに!


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