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本のきろく#001〜騙し絵の牙〜

お待たせしました。(誰も待ってない。)(いや、ほんまに。)
元気してた?わたし?まぁ元気かな。(え?だれとしゃべってんの?)

年間わりとたくさんの本を読むけど、「これおもしろかったよ」とたまに会う友人に言う程度のアウトプットで、書き留めることもなかなかしないので、読み終えたものからnoteに書いていこうかな。なんて。歯列矯正について考えるのもなんか落ち着いたので、それ以外していることといえば、読書なんで。(え?仕事は?)

「騙し絵の牙」塩田武士著

いやー、塩ちゃんめっちゃおもしろかったわー!(その勇気、怖いわ。)

この本の前に読んだ同作者「罪の声」でちょっと心が重くなったので、(いい意味でね。)ちょっと落ち込みたいときとか調子に乗ってるときに社会派ミステリーを読めばいいんだ!と勝手に決めつけていました。で、大泉洋すきなんで、表紙になっていた「騙し絵の牙」を購入したものの、まったく読まずにほったらかしにしていたところ、とある筋から大泉洋ファンなら読むべきですよ!と噂があり、「え?そうなの?」と思い、読み始めたところ一気読みしてしまった次第です。
知らないまま読んでいたのですが、この本に出てくる主人公「速水輝也」は「大泉洋」を当て書きしたものだったんですね。小説の当て書きって珍しいですよね。
こないだともだちにその話をしていたら当て書きってなに?って言われて、その俳優を当てて書くことやん。ゆうてたんですけど、しらべときますわ。(あってるかどうか不安になった。)友人にはその後「は?」と言われた。
当て書き…演劇や映画などで、その役を演じる俳優をあらかじめ決めておいてから脚本を書くこと。(goo国語辞典より)(よかったあってた。え?あってんの?)

主人公は大泉洋って思いながら読んでいるので、映像として想像しやすく、とても読みやすかったです。「速水輝也」がとても魅力的に書かれていて、あーなんかこういうこと言いそう言いそう大泉洋、といった感じでとても楽しく読めました。(あなた、大泉洋の何を知っているのよ。)
確かに大泉洋ファンなら必読かと。

雑誌「トリニティ」の編集長 速水輝也は、「トリニティ」の廃刊を防ぐためなんとか黒字転換に向けて奔走する。が、出版社内の権力闘争にまきこまれ、速水の人生が狂いはじめる。
といった内容(え?こんなけ?)です。
ま、ネタバレしないように気を付けてかいたら、ちょっと薄っぺらい?
ええやんな。これくらいで。まぁ、本がすきなら、おもろいし読んでみて。

ストーリーがとてもおもしろいので、どんでん返し!?とか言わんでいいかなと思いました。書店や出版社のあおり(ラスト前大泉洋に全部持っていかれる!!とか)がうーーんとは思いましたが、ま、それにつられて買っても、損はないな。と感じました。

出版業界、本当に厳しいですね。私も出版社で働きたいとか思っていた時期もあったような気がしましたけど、こんな過酷なんやな。と出版業界もの(重版出来!・忘却のサチコ(全部漫画…。))に触れる度に思います。電子書籍もありやとは思うけど、小説の紙媒体には残っていてほしいと切に願います。小説の電子書籍、読みにくいから。(それ君だけーー!)

今日はここまで、それではみなさまごきげんよう。

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