来世ではなく、今世をよりよいものにするために。ただ、幸せになってほしいから。【ブラッシュアップライフ】
みなさまこんにちは!たむらゆうきです。
今日の新潟はようやく長い冬を開けたかのような陽気に包まれた1日でした。太平洋側に住んでらっしゃる方は感覚的にピンとこないかもしれませんが、日本海側の冬は毎日毎日ずっとどんより曇ったり雪が降ったり、、、
関東から新潟に移住してきた人はかなりの確立で鬱っぽくなるらしいです。
ですがもうすぐ3月ということもあり気温も上がり久しぶりに青空を見ることもできて、地面を見て肥料を撒かないといけないのに空を見上げながらノールックで肥料を撒きました。(ノールック肥料まきは意外に技術が必要です)
これからますます畑仕事が本格化していくぞー!という中で!!!
ブラッシュアップライフもいよいよクライマックスに近づいてきました
ドラマはだいたい12話前後で終わると思いますが、昨日のブラッシュアップライフは第8話まできました。
それまで割とコメディ色が強めだったのが、第8話は一転してしんみりするようなお話。Youtubeのコメント欄ではたくさんの涙のコメントが寄せられていました。
今日はその第8話でとっても印象的だったセリフについてお話しようと思います。
来世ではなく、今世をよりよいものにするために。
ただ、幸せになってほしいから。
主人公の成長
主人公は来世をよりよいものにするために、人生をやり直すという選択を今までしていました。
来世がオオアリクイだったり、サバだったり、ウニだったり、、、、
より良い来世に生まれ変わるためには「徳」を積まないといけないので、主人公はそこで今までとは違う人生を歩んだりして着実にステップアップしていきます。
しかし主人公は徳を積むために人生4周目で、それまでの人生で幼馴染だった二人と疎遠になってしまうのです。
さらに4周目でその二人が飛行機事故で亡くなってしまうという大事件も起こり、、、
そこで5周目でようやく主人公は気がつきました。
来世をよりよくするんじゃなくて、今世を幸せに楽しく生きよう。
ただただ、目の前にいるその人が幸せになってくれるように。
主人公のセリフに、僕もすごくハッとさせられました。
来世のこと、つまり未来のことをいろいろ心配してけっきょく今この瞬間を楽しめていないんじゃないだろうか。
今世、つまり今この瞬間を精一杯生き抜くことが、よりよい未来に繋がるんじゃないか。
僕はこの春に大学を卒業したら、祖母の農園を引き継ぎ農家として生きていきます。それはつまり実質的に就職はせずいきなり個人事業主になるということです。
周りのみんなからは「その決断ができてすごい」とかなんとか言われますが、内心は不安や恐怖といった感情が頭をよぎることだってもちろんあります。
なんにも考えずにのほほんと生きていける世界ではないので、常に自分と向き合って畑と向き合って、毎日あれやこれやと考える日々。
こうやって未来に向かって頑張ることも必要ですが「今この瞬間」をしっかり楽しむこともとっても大切だと、主人公のセリフから改めてハッとさせられました。
僕のことを支えてくれている人たちを幸せにできてるかな。
しっかりと土を踏みしめて、青空に感動して、今この瞬間にしかない春風を感じているかな。
種をまく瞬間のやわらかな緊張感を、楽しめているかな。
ブラッシュアップライフを見ながらそんなことを考えていました。
僕らはどうしても先のことばっかり考えてしまいますよね。体はそこにあるのに意識はどこか遠くへ行っていて、目の前のことに本当の意味で集中できていないということはけっこうあるのではないでしょうか。
例のウイルスだったり例の争いだったり、先行きの見えない世界の中でそうなってしまうのはある意味仕方のないところでもあります。
そんな世界だからこそ、今この記事を読んでるこの瞬間、今あなたのそばにいてくれるその人と一緒にいる瞬間、その一瞬一瞬を大切にしてみてはいかがでしょうか。
その積み重ねがよりよい来世=未来になると思うし、周りの人みんなが笑顔に包まれるんじゃないかなって。
明日の新潟も春の陽気に包まれそうな予感。
明日は一気に農作業を進める予定ですが、土を踏みしめるその瞬間、おばあちゃんと一緒に作業をする瞬間、たくさんの瞬間の積み重ねです。
その一瞬を大切に積み重ねていきながら、おいしいお野菜を届けられるようにがんばります。
ひっそりひとりごとを始めました
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