ノスタルジー

私は社会人フットサルチームに所属しており、休日のうち1日は練習や試合に励んでいる。

フットサルは基本、室内で行うことが多いが、先週の日曜日は久しぶりに屋外のコートで練習だった。

梅雨の時期だというのに快晴で気温は30度前後。しかも練習時間帯は1番暑いと言われる午後一番。

コートも人工芝で、足の裏からも暑さが伝わってくる。

平日、エアコンのかかっている部屋でぬくぬくしている私には、W杯予選の中東での試合ばりの完全アウェーだった。

しかし、私はこの状況が何故か懐かしく感じた。
そう、高校時代の夏休みの部活にリンクしていたのだった。

高校時代は夏休みの暑い時期にひたすらにボールを追いかけ、時には死にそうになるくらい走らされていた。

その状況が社会人になって訪れるとは。

あの当時は練習が辛くて逃げ出したいと思っていたが、振り返るととても充実していた。

暑い日の部活にノスタルジーを感じて、大人の青春を謳歌しようと決意した日曜日だった。

tam