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桜の盆栽で今年もお花見をした

最初の盆栽を迎えてから6年くらい経った。今ベランダで育てているのは16鉢ほど。

春、眠っていた木々も次々に目を覚ます。特に4月の上旬は、毎日のようにいろんな木で変化が見られるので、忙しいけど楽しい。

その中に富士桜という小さな桜の木があり、毎年可憐な花を咲かせている。

なぜか白い花と薄桃の花がある

ソメイヨシノなどの、外に植わっている大きな桜の木みたいに百花繚乱!という感じの咲きかたではないが、これはこれでかわいい。葉っぱが同時に芽吹くところも、三色団子みたいでかわいい。

今年もなんだかんだ、がっつりしたお花見はほとんどできなかった。でも盆栽があれば、部屋にいたまま春を感じられるので嬉しい。


花が咲き終わったら、軽くお手入れをする。桜の場合は花の柄のところで切る。それによって、木が実をつけようとしてエネルギーを消耗してしまうのをふせぐ。

また礼肥といって、お花を頑張って咲かせてくれた木へのお礼に肥料をあげている。こうして、また来年も元気につぼみをつけてくれるように祈る。

新緑が目に鮮やかで、これはこれで美しい

この木と出会ったのは、数年前に行った高知でのこと。街の中心で開かれる日曜市の端っこで売られていた。

近くにいたおじさんが「富士桜は枝の張りかたが独特でいいよね」と言っていて、プロは枝を見るんだなと思った。

飛行機の機内に持ち込んで帰った。(そんなふうに旅先から連れて帰った木がうちには多い)


放任主義なので枝の剪定はしていない。今のところ全体のバランスもいいのではと思っている。伸び伸び育ってくれたらいいなー。

これから夏に向けて葉っぱがどんどん増えていき、秋にはきれいな紅葉が見られる。その時々の姿を愛でながら、また来年お花見ができるのを今から楽しみにしている。


追伸:来年の自分へ。そろそろ根も張ってきたから、植え替えしてな!

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