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人間の能力の限界について

最近の世の中の傾向として、人間の能力を科学的に分析をすることが流行しています。人の集中力の限界が15分だったり、45分だったり、90分と言われたりしています。しかしこのような言説は腑に落ちない所がたくさんあります。

例えば、車の運転とかで、90分以上運転し続けて、事故を起こさなかったという経験をしている人も多いと思われますし、好きなテレビゲームに没頭しすぎて徹夜してしまった人も沢山いると思われます。

そのため、人の集中力は条件でころころ入れ替わり、あらかじめ決まった限界というのは特にないと思われます。科学研究の結果は、ある特定の条件での研究結果ではないかと推測されます。しかし何も詳しい説明がないまま、
人間の集中力はこうであるという切り口で主張しますので、一般人には誤解されてしまいます。

人間の能力は、未知数な部分が多く、個人を見てみても、昨日と今日が入れ替わっているくらい、いつも変化しています。何時も鍛えている人は、能力はどんどん上がっていくし、怠けている人はどんどん退化していきます。
人間そのものが、とても非科学的で非論理的な存在なので、科学的に何でも理解することは無理があります。

科学者の説は、こういう説もあるのかと一応知っておいて、鵜呑みにしないほうがいいと思います。最近はAIとかで能力を測ったりしますが、その人の地力は、数値化できないものだと思います。地力を付けるためには、数字の評価にはあまり頼らずに、他人と真っ向勝負してみたりして確かめて、本当の実力を知って、毎日努力を積み重ねる必要があると思います。


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