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ビックリマンチョコレートの思い出

ビックリマンチョコレートが流行りだして全国で一大ブームになった私が小学校低学年のころに、スーパーに30円で売られている、きらびやかな装飾のアルミの紙で包装されている、ウエハースの中にチョコレートとピーナッツを混ぜ込んだお菓子が発売され。日本中で大ヒットしたときが有りました。

そのお菓子の裏側に、手の込んだ、天使や悪魔のキャラクターがカラフルに印刷されているシールが挟み込まれていて、毎回定期的に第何弾シリーズとして更新されて何十種類ものキャラクターがどんどん登場して、子供達の収集欲をかきたてました。

それ自体はもっぱら集めて、友達に見せびらかすのが最初はやったことでしたが、たまにプリズムの加工がしてあるきんきらシールなどがでてきて、そのシリーズのボスキャラで、くじでいえば当たりのような物がでてくるので、それを持っている人は、周りの友達から一目置かれるようなところがあったので、みんなそれを見つけたりするのに労力を注いでいました。

ビックリマンチョコレートは、お菓子の出来も素晴らしく、シールがはずれでも元々の定価が安くてあまり落ち込むことはなく、シールのクオリティーが高くて、プリズムのシールは本当に価値が高そうなアイテムで、周りの小学生はみんなそれを欲しがっていました。そのころのニュースでは、シールだけを抜き取って、お菓子を路上に投げ捨てるマナーが悪い人達が報道されていたり、あまりにも人気があるので、スーパーのレジの裏の棚に店員がビックリマンのチョコレートが沢山入った専用の箱を隠していた時期がありました。

私の地域のスーパーでも同じような現象がみられて、店のお菓子売り場にいつの間にか、ビックリマンの箱の姿が消えて、よく見たら、レジの後ろに隠してあるという現象がみられるようになりました。私自身もすっかりビックリマンにはまり込んでいたので、店員の人に、「ビックリマンチョコレートを売ってください」と頼み込んで、売ってもらっていました。よく買っているうちに、プリズムのシールにも何回か遭遇して、感動してますますのめり込んでいきました。他のお金持ちの子供とかは、1箱丸々買っていく人達や、専用のアルバムに収納してコレクションにする人もいました。

ビックリマンはチョコレートの正規品が一番シールの価値が高くて、アイスに入っているものやガチャポンで入手できるものは、ロッテのロゴが入っていなかったり、ロッチと印刷されてあったりまがい物が多くて価値が劣るものもありました。

店によっても回転が速い店と遅い店が有り、スーパーは新シリーズの出荷が速いのですが、個人で経営している商店では、かなり古い弾のシールが売られてあったりして、私は店を使い分けていました。

ビックリマンの影響力

ビックリマンチョコレートがとても人気が出たので、似たようなお菓子が出回るようになりました。どっきり学園も一見ビックリマンの2煎じに見える商品ですが、ビックリマンには無い、独特の魅力がある商品なのでそれはそれで大ヒットしました。

私は小学校時代に浪費癖があって、お小遣いはビックリマンの購入に消えたり、友達に大判振る舞いをしたりしていました。ある年のクリスマスプレゼントに親に向かって、ビックリマンチョコレートが欲しいとせがんで買ってもらって、親にありがたがられることも有りました。

ビックリマンはお菓子だけにとどまらず、アニメになったりゲームになったり日本のエンターメント産業を大いに盛り上げました。アニメもゲームも良質な作品が多くて、ファンを喜ばせました。


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