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仕事の本質は小さなオペレーションの積み重ねにある

前職の部下から「企画職がやりたい」と頻繁に言われていた。
なぜか聞いてみると、「企画職はカッコよく、オペレーションはカッコ悪い」と言っていた。


僕は現在、COO室という、一般的には企業の頭脳集団的な部署にいる。
確かに、企画もするが、業務の大半は細いオペレーションの積み重ねだ。


そして、仕事の本質はオペレーションの中にある。決して、机の上で企画書を書いているところにはない。
確かに、戦略とか、企画とかいうとカッコよく聞こえるのかもしれない。
しかし、どんなにカッコいい企画書を書いたところで実行できなければ、何の意味もない。


実行のないところに成果はない。オペレーションの積み重ねの先に成果はある。


もちろん企画に意味はないとは言わない。きちんと戦略を考えることは大切だ。
しかし、その戦略も現場感覚が無ければ意味がない。
とはいえ、その現場感覚に引っ張られすぎても、キレのある企画書にはならないが。


そのバランス感覚は大切だ。


いずれにしても、現場での小さな細かいオペレーションの中に本質はあり、その本質が掴めていない人が書く企画書は実行されることはなく、意味がない。


現場でのオペレーションを軽視してはいけない。
その中で本質を見抜く訓練を若い頃に繰り返すことだ。
年を重ねれれば、その経験を活かして良い企画書を書くことができるようになる。

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