スティーブ・ジョブズのスピーチ
ジョブズのスタンフォード大学でのスピーチでは、この言葉がよく取り上げられる。
Stay Hungry. Stay Foolish.
ハングリーであれ。愚か者であれ。
しかし、僕にはもっと好きな箇所がある。
If you live each day as if it was your last, someday you'll most certainly be right.
毎日を人生最後の一日だと思って生きれば、いつか真実になる。
その通りだ。
今日が最後の日だと思えば、それが自分を奮い立たせる。今日という日を最高の1日にする。そのために今日を生き切る。
そして、いつかは本当に今日が最後の日になる。
その時のことを思い、今日を生きる。
悲観的になるためではない。今日という日を最高の日にするためだ。
最近身近な人の癌が分かった。
幸い治療をすれば完治の可能性もある。
しかし、体調が悪いなと思って病院に行き、検査をしたら、医者から「残念ながら癌です。余命はあと1ヶ月」と言われたら。毎日毎日を噛み締めるように生きるだろうと思う。
「あぁ、今日も目覚めることが出来た。有り難い。」
そんな気持ちで1日1日を生きるだろう。
仮に、今、医者から「あなたの余命はあと30年」と言われたら、平均寿命よりは短いなと感じるだろうが、生き方は何も変わらないかもしれない。
でも、「あと1ヶ月」も、「あと30年」も変わらないのではないだろうか。
かけがえのない今日1日。
その1日に変わりはないのではないだろうか。
そう思うと、心の底から何か静かなる覚悟が湧いてくる。
今日を生き切る。
その覚悟だ。
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