マガジンのカバー画像

着物をリメイクして日傘を作る作家の活動記録

36
着物リメイク日傘作家としての日々の活動記録や作品に込めた想いなどをまとめています。
運営しているクリエイター

#着物リメイク

ただいまオープンキャンペーン中☆

先日、STORESで念願の独立型オンラインショップをオープンしました! 早速サイトを見に行ってくださった皆さん、どうもありがとう! とりあえずシンプルに作って見切り発車したんだけど。 どうも凝り性な性格なもので、あれからまたチマチマといじって、結構色々付け足してみたよ。 何でも基本的には自分でやりたい方なので、ショップのバナーから写真撮影まで全部自前です。 ゆえに醸し出すセンスが独特かもしれないけれど(苦笑) さて、せっかくオープンするのだから、何か日頃の感謝も込

海外アートコンペへのチャレンジ第1弾の結果発表!

今年の私の目標は、国内外のアートコンペ(コンテスト)へのチャレンジである。 そう決めてから、この春からリサーチと同時進行でエントリー用の着物日傘の創作を開始。 そして、最終的にはタイミングが合う3つのコンペにエントリーをした。 その経緯はこちら。 その第1弾の結果発表(最終選考に残るファイナリストの発表)が、昨日ウェブ上と個別メールで行われた。 「11月1日の発表」とされていたものの、今回の開催国がルクセンブルクだったこともあり、時差の関係で、実際に発表があったのは

+14

着物日傘/「和」結びの器展@ならまち格子の家出展作品(2019年10月開催)

形見の着物を日傘に。「着られない」でも「捨てられない」を形を変えて「使える」にする方法

今日はうれしい日。 完成した日傘を、ようやくお客さまに手渡しできた♡ ご依頼を頂いてから、数か月も経ってしまったけれど(汗) とても可愛く仕上がったので、早くお披露目したかったのだ。 ってことで、早速今日はその着物日傘をご紹介。 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ お母さまの形見の付け下げ。 白地にお花柄が、繊細で素敵。 元々淡い水色の着物だったけれど、褪色してしまったのだそうで。 「やっぱりこれは着られないなぁ」と思われたけれど捨てられず、そのまま保管しておいた着物。

【渋めと甘め、どっちが好き?】個性の異なる2本の着物日傘をご紹介

梅雨がようやく明けたと思ったら、いきなりの猛暑。 連日35度を超える日中の暑さが身に堪える。 でも、ようやく日傘のオンシーズン♪ 7月納品予定だったオーダー数件も、何とか完成の見通しが立ってきた。 ってことで、最近作った着物日傘をご紹介。 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ 2枚の素材の異なる着物から、2本の日傘を、とのオーダー。 部材も2本異なる。 片方は、持ち手が竹製、長め、木棒の日傘。 もう片方は、持ち手が合板木製、黒鉄棒の日傘。 「棒が長いのは、ステッキにもなるの

「模倣」と「創造」

先日1件の問い合わせがあった。 内容としては「日傘の作り方を教えてほしいが、今後レッスンの予定はあるか?」というものだった。 数年前まで、日傘制作と並行して、日傘づくりのレッスンを不定期でリクエスト開催していた。 今は新規申し込みを一旦休止しているという状況。 ◇ ◇ ◇ ◇ 私は、昔から人に何かを教えることは好きだった。 だから数年前であれば、「もちろんいいですよー!」と快諾していたけれど、今回は早々にお断りした。 断った理由の2つは、お問い合わせ頂いた方にそ

最近作った着物日傘のご紹介

リメイク作家としての私の仕事は、主にお客さまからオーダーを受けて、日傘をお作りすること。 1番多いのは、着物を素材としてリメイクで日傘を制作するケース。 その着物は、お祖母さまお母さまと3世代に渡って受け継いでこられた小紋の着物でだったり、ご自身が成人式で着られた振袖だったり。 着物が大好きだった亡きご家族の形見の着物を、「形見分け」という形で、10数本の制作依頼をお受けしたこともある。 そんなオーダーの中から、今回は最近オーダーを受けて作った3本をご紹介したい。