見出し画像

飲食店の未来

2021年はコロナの影響もあり、全ての飲食店にとって未来を考える1年になっただろう。1年近い休業要請を経て、数多くの店が倒れていく中、生き残ったのは、「多角的経営」と「オリジナリティ」を大切にしているお店だったように思う。

「オリジナリティ」を提供しているお店は「そこにしかない価値」に魅力を感じてくれるファンがいるので「応援消費」によって支えられる。

「多角的な経営」のお店は、例えばコーヒー屋だったら実店舗を減らして、ECに力を入れるなど、需要の変動に合わせて注力する場所を変えるなどして危機を回避できた。

かくいう私たちも、コーヒー、食事、パフェ、ケーキ、ワイン、ビールと沢山商品を広げていたため、こっちがダメになったらこっちという形で、圧力に屈せず柔軟に経営することができたし、パフェというオリジナリティのある商品があるからこそ、沢山のお客様に支えてもらえたように感じている。

力強い芯を持っているか、柔軟に経営していくか、この2点がコロナが炙り出した、今後の飲食店のあり方であったように思う。拘り(=強み)は大切だが、そこに柔軟さがないと競合と競ったときに倒れてしまう。

以上を踏まえて私たちは、パフェ、コーヒー、ワインと単体では競合してしまう要素を組み合わせを「人生を豊かにする嗜好品を身近に」というコンセプトの中にパッケージングすることで、オリジナリティと多角化を組み合わせる方向に舵をとった。まだ漕ぎ出したばかりの船だが、2022年はこの方向性をより研いでいき、クオリティの高い店を作っていきたい。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?