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富山在住パパママに聞く!富山の教育事情【義務教育〜高校編】

田舎で子育てしたい!
待機児童問題のない地域へ移住したい!
子供には自然の中でのびのび育ってほしい!
教育水準の高い地域で子育てしたい!

子供を授かると、子育てについてあれこれ考えるもの。こんな願望が湧いてくるかもしれませんね。富山県は教育水準が高く、自然も多く、待機児童もゼロ!だと言われていて、皆さんの願いをかなえてくれる場所です。

…でも、それって本当??

今回は、富山県内で子育てする方々に「富山の子育てのリアル」を伺いました。富山県への移住を考えておられる子育て世代のみなさん!ぜひ、参考にしてみてください。

本シリーズ最終回は、小学校入学から高校までについてお伝えします。

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◎義務教育について

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Q子育てを通じて、「富山は教育県」であると感じましたか?

A 他都府県の公立の話を聞くと、富山県は公立についてはレベルが高いと感じました。いわゆる「お受験」がほとんどないので、公立で一定レベルの教育が保証されているように感じます。そういう意味では教育県と言えると思います。

A 正直、他の県で子育てしたことがないので特別「富山が教育県」であると感じることはありませんでした。

A. 他県と比較できないのでなんとも言えませんが、富山県には独自の「富山県児童生徒思考大会」というものがあるところからも、教育に力を入れているように感じます。夏休みの自由研究も(親も一緒になって)まじめにやっている子供が多かったです。共働きの家庭が多いので、塾とか習い事とかにもお金かけられるのだと思います。

A. 全国学力テストではいつも上位にあがっていますし、大変教育に熱心であると感じています。

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Q 富山の小学校や中学校に通わせてよかったと思う点はありましたか。

A.ほとんどの子供が公立の学校に進学する(私立はごくわずか)ので、のびのびと学習できる環境があるところ。

A 他県での経験がないので比較できませんが、落ち着いた環境で、特に不満などはありませんでした。地域の学校に通っていたので、電車・バス通学の必要もなく、よかったと思います。

A. 富山大学人間発達科学部附属中学校に通わせていました。受験がありましたが、レベルの高い教育を受けさせることができました。

A 通わせていた富山市立堀川小学校では、朝登校すると運動の時間が設けられていました。そのおかげで、子供は3人とも基礎体力がついたと思います。堀川小学校では毎年「教育研究実践発表会」が開かれ、全国から先生方が見学に来られていました。

A. とやま科学オリンピックに参加できたことは、子供にとってはプラスだったと思います。また、中学2年で行われる「社会に学ぶ14歳の挑戦」(職場体験)によって人との関わり方や社会のルールなどを学ぶことができました。

A 小学校は地域との連携が密に行われていて、身近に感じました。

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Q自治体からの子育てサポートでよかった点はありますか。

A. 黒部市は高校卒業まで医療費が無料!子供が喘息やアトピーを持っていたので、非常に助かりました。

A. 今、娘2人とも成人していますが、小さい時は病気がちで、医療費が無料ではなかったので大変でした。今は医療費無料なので羨ましいです。

A. 子ども医療費助成は助かりました。

Q教育にかかる費用は想定内でしたか。

A 費用は想定よりも安かったです。公立なので、費用が高いと思ったことはありません。学校での学習で十分だと感じたので、塾にも通わせていませんでした。

A. 想定内でした。

Qどんな習い事をさせていましたか。月謝はどれくらいでしたか。

A. 水泳、ピアノ、そろばん、習字を習っていました。水泳は黒部市民プールで1人なんと半年3000円!ピアノは月7000円、そろばん月4000円、習字月4000円でした。

A 書道(月1,000円)、ピアノ(月6,000円ほど)、ミニバス(会費不明)、合気道(無料)

A. 理数系の塾(月約4万円)

A. そろばん(月6,000円ほど)

◎高等学校について

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富山県内には県立高等学校が43校私立高等学校は10校あります。

全日制本科に在籍している生徒数に占める私立高等学校生徒数の割合は、約20%。高等学校生徒の約5人に1人が私立高校へ進学していることになります。

公立高校には、全国初となる理数科県内初のSSH(スーパー・サイエンス・ハイスクール)を設置した富山高校や、毎年30名ほどの東大進学実績をもつ富山中部高校甲子園出場数最多を誇る高岡商業高校全国高等学校総合文化祭で伝統芸能部が優秀な成績を収めている南砺平高校などがあります。

私立高校には、全国高校サッカー選手権大会で優勝実績のある富山第一高校や、県内初の中高一貫校を目指し平成17年に創立され、現在は初等科もある片山学園中学校・高校などがあります。

いずれも特色溢れる学校ばかり。実際に、お子さんを県内の高校に通わせていた方々に、アンケートを実施しました。

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Q富山の高校に通わせてよかったと思う点はありましたか。

A 公立高校のレベルが高く、いい先生ばかりだと娘が言っていました。

A 小中学校と同様、他都府県の公立の話を聞くと、富山の県立高校は、かなり教育レベルが高いと思います。進学校においては、塾に通わなくても、国公立大学や有名私立大学に学校の指導のもとで現役合格させようという思いで取り組んでいる高校が多いように思います。(国公立大学にこだわるのは、富山の県民性だと思いますが、それについては、今後、変化していくことを期待しています)

A. 「お受験」をして幼い頃から勉強漬けの生活を送る必要がないのは、富山の良いところだと思います。

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Q部活動について、活動の頻度や保護者の関わり、大会実績などを教えてください。

A. 娘が高校生だったとき、その高校では、平日は最長6時半まで、土日はどちらか半日という決まりでした。ただ、大会が近い場合などは土日とも練習することもありました。保護者は試合の応援に自主的に行くだけで、ほとんど関わりはありませんでした。娘はバスケットボール部に所属していて、県でベスト36くらいのレベルでした。多くの高校では、野球部や吹奏楽部などは父母会が活発だと聞いています。

A. 部活動で活躍するタイプの子供達ではなかったので、本人が楽しいなら体力作りのために、というスタンスでやらせていました。野球やサッカーの部活やクラブチームのお母さん達は休日返上で送迎や応援に大変そうでした。

A. 部活動は毎日ありました。試合のある時は、時間の許す限り親も応援にいくようにしていました。(もちろん強制ではありません)

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今回は特別支援学校や専門学校などについてはお伝えできませんでしたが、県内の小中学校・高校についてアンケートをもとにリアルな声をお伝えしました。

教育費用を最小限に抑えながら質の高い教育を受けられるという点においては、何人もの方が賛成していました。

特にお子さんと一緒に地方移住を検討する際には、教育機関についてもじっくり調べる必要があります。本記事が少しでもお役に立てれば嬉しいです。

富山への移住を検討されているなら、ぜひ「ためスモ」にご相談ください。


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