酒蔵めぐり〜富山の酒を呑み尽くす旅〜
見出し画像

酒蔵めぐり〜富山の酒を呑み尽くす旅〜

まさるくん@富山👈日本の穴場

富山のお酒といえば、日本酒

美味しい水で作られた富山の日本酒は、全国的にも有名です。お酒好きの方なら、富山の日本酒を飲んだことがあるという人も多いのではないでしょうか。

今回は、富山県の酒蔵を一挙ご紹介します。もちろん飲んで楽しむのも良いですが、せっかくなら実際に酒蔵へ足を運んでみてください。作り手の想いや、その日本酒が作り上げられる風土を感じることができると思いますよ。

それでは、富山県東部(新潟県寄り)の酒蔵から順にみていきましょう。

***

地酒

©(公社)とやま観光推進機構

◎林酒造場

富山県と新潟県の県境に位置する朝日町にあるのが林酒造場です。代表酒は「黒部峡」。立山連峰から流れる雪解け水と黒部峡谷に霧が流れる山水画をモチーフにして作られました。

加賀藩の関所に与力として勤めた創業者。その傍ら、酒を造り始めたのが寛永三年とされています。

林酒造場が位置するのは「親不知・子不知」(日本海へ落ち込む断崖絶壁)の西入口。裏は北アルプスが連なり、表はヒスイが採れることで有名な通称「ヒスイ海岸」に面しています。豊かな水資源に恵まれた土地です。

淡麗な喉越しが特徴の純米大吟醸、上品な風味のある大吟醸などが造られています。冬に旬を迎える富山の寒ブリには、「純米吟醸黒部峡55」がオススメだそうですよ。

■富山県下新川郡朝日町境1608
■TEL:0765-82-0384
■URL:http://www.hayashisyuzo.com/
創 業:寛永三年(1624年)
代表者:林 洋一
杜 氏:林 秀樹
原料米:山田錦・五百万石

◎皇国晴酒造(株)

名水の里として知られる富山県黒部市に位置する酒造です。日清・日露戦争での日本の勢いにあやかって、「皇国晴(みくにはれ)酒造」と名付けられました。

蔵の敷地内に湧き出ている清水が日本の名水百選に選ばれているという珍しい酒蔵です。「岩瀬家の清水(しょうず)」と呼ばれるこの清水を、酒造りの全ての工程で活用しています。

代表的なのは「幻の瀧」「豪華生一本」。限定大吟醸幻の瀧「飛雪」は、約60時間かけて磨き上げた山田錦を使用して醸しています。雪の如くフワッとした口当たりをぜひお試しください。

蔵元見学も可能!(現在、一時中止しています)酒造りを間近で見ることができます。

■富山県黒部市生地296
■TEL:0765-56-8028
■URL:http://www.mabotaki.co.jp/
創 業:明治中期(明治20年頃)
代表者:岩瀬 新吾
杜 氏:岩瀬 新吾
原料米:雄山錦・五百万石・山田錦

◎銀盤酒造(株)

創業明治43年(1910年)の酒蔵です。名水の里・黒部市にあり、日本の名水百選に選ばれている「黒部川扇状湧水群」の地下水を仕込みに使用しています。

杜氏の能力を最大限に引き出すため、オートメーション化を図っているのも銀盤酒造の特徴です。最も有名な商品は「米の芯」。お米を芯まで磨き上げ、まろやかですっきりとした味わいに仕上がっています。日本酒以外にも、ウォッカや焼酎なども造っているので要チェック。

富山県高岡市に400年あまり受け継がれている鋳造技術を用いて造られた「能作」のお猪口とセットになったギフトも。お祝いで富山の地のものを…と探している方にオススメです。

■富山県黒部市荻生4853-3
■TEL:0765-54-1181
■URL:http://www.ginban.co.jp
創 業 明治43年(1910年)
代表者 檜垣 周作
杜 氏 荻野 久男
原料米 山田錦・雄町・美山錦・酒造好適米

画像2

◎本江酒造(株)

大正14年に創業した魚津(うおづ)市の酒蔵です。主な銘柄は「北洋」。魚津港が北洋漁業の船団基地だったので、そう名付けられました。富山県初の自主開発酒米雄山錦を原料に、立山山麓からの伏流水で日本酒づくりをしています。

「北洋 大吟醸袋吊生酒」は、酒袋に詰めた”もろみ”を吊り、そこから落ちてくる雫のみを瓶詰めした大吟醸です。とっても贅沢ですよね。

■富山県魚津市本江新町6番1号
■TEL:0765-22-0134
■URL:http://hokurikumeihin.com/hongousyuzou/index.html
創 業:大正14年
代表者:宮内 浩行
杜 氏:宮坂 博一
原料米:雄山錦(富山県産)・山田錦(兵庫県産)

◎千代鶴酒造(有)

「裏の田んぼに丹頂鶴が舞い降りた」ことで「千代鶴」と命名されたそう。「鶴」が名前に入っているので、非常にめでたいお酒として親しまれています。

家族経営の小さな酒蔵なので、残念ながら見学はできませんが、少量生産ならではの手作りのよさを感じられるお酒です。

日本酒のラベルには可愛い「千」のロゴ。酒造がある滑川市の海洋深層水を仕込みに使った純米吟醸も販売されています。

■富山県滑川市下梅沢360
■TEL:076-475-0031
■URL:http://www.chiyozuru.com
創 業:明治6年頃
代表者:黒田 弘
杜 氏:黒田 一義
原料米:五百万石・山田錦(共に県内産)

◎(株)桝田酒造店

富山市駅から市内電車で30分。日本海に面する岩瀬にあるのが桝田酒造店です。最もよく知られているのが「満寿泉」。”ますいずみ”と読みます。

桝田酒造がある東岩瀬は、かつて北前船の交易で栄えたまちです。北前船にのり、北海道の旭川で創業した初代ですが、明治38年に岩瀬に戻ってきたそう。

満寿泉のほとんど全ての日本酒を飲むことができる「沙石(させき)」も昨年岩瀬にオープン。店内では桝田酒造店のお酒にホタルイカを漬け込んだおつまみなども用意されているので、日本酒がついつい進んでしまいます。30分2000円で飲み放題なので、日本酒好きにはたまりません。

「ドン ペリニヨン」の5代目の醸造最高責任者であるリシャール氏が富山に日本酒の酒蔵を作るというニュースが話題になっていますが、リシャール氏が富山をその場所に選んだきっかけを作ったのが桝田酒造店代表の桝田隆一郎さんだと言われています。

酒造りに留まらず、まちづくりまでも手掛ける桝田酒造店の日本酒は、すっきりとしながらもしっかりと味のある仕上がりになっています。

■富山県富山市東岩瀬町269番地
■TEL:076-437-9916
■URL:http://www.masuizumi.co.jp
創 業:1893年
代表者:桝田 隆一郎
杜 氏:畠中 喜一郎

◎富美菊酒造(株)

富山駅から車で5分の場所にあるのが富美菊酒造です。1916年(大正5年)創業で2016年には創業100周年を迎えた長い歴史をもつ酒造です。全国名水百選に指定された県内三か所の名水を使っています。24時間体制で杜氏さんが麹の世話をしているんですよ。

「富美菊」と「羽根屋」の2つのブランドがあります。
世界最大規模のワイン・酒のコンペティション「インターナショナル・ワイン・チャレンジ」のSAKE部門で、2年連続ゴールドメダルを、さらに「ワイングラスでおいしい日本酒アワード」でも連続受賞するなど、世界的にも評価されています。

※現在、酒蔵見学は行っていません。

■富山県富山市百塚134-3
■TEL:076-441-9594
■URL:http://www.fumigiku.co.jp
創 業:大正5年
代表者:羽根 敬喜
杜 氏:羽根 敬喜
原料米:五百万石・雄山錦・山田錦

◎吉乃友酒造(有)

「純米酒」すなわち、米と米麹、水だけを原料とした酒造りにこだわってきたのが富山市婦中町にある吉乃友酒造です。主力商品は富山県産米のみを使用しており、もちろん仕込水は立山連峰からの伏流水です。

「よしのとも」の「とも」は酒を酌み交わす友の意味が込められています。家庭料理にあうお酒造りを目指しておられるので、晩酌で気軽に楽しめるお酒になっています。

■富山県富山市婦中町下井沢3285-1
■TEL:076-466-2308
■URL:http://yoshinotomo.jp/
創 業:明治10年(1877年)
代表者:吉田 憲司
杜 氏:廣島 達彦
原料米:五百万石・山田錦・雄山錦

◎福鶴酒造(株)

「おわら風の盆」をご存知ですか?
富山市八尾町で300年以上の歴史をもつ風の盆は、9月の3日間にわたって行われます。町中のボンボリに火が灯り、浴衣や法被に身を包んだ踊り手たちが編笠を被って町を練り歩くお祭り。三味線、胡弓の音にあわせて、歌い、踊る3日間です。(2020年の紅白歌合戦でバンド東京事変がおわら風の盆をモチーフにしてパフォーマンスを披露したことで、さらに注目が集まっています)

この風の盆を冠した日本酒を造っているのが、福鶴酒造です。八尾町は坂の道とも呼ばれており、その坂を利用した地下倉庫でお酒を貯蔵しています。

全国新酒鑑評会でも何度も入賞・受賞しているお酒です。

■富山県富山市八尾町西町2352
■TEL:076-455-2727
■URL:http://www.kazenobon.co.jp
創 業:嘉永元年
代表者:福島 淳
原料米:有機栽培米コシヒカリ

◎玉旭酒造(有)

玉旭酒造㈲ 玉生  貴嗣

「直接手渡しできる酒造りを」と、大量生産はせずに200年に渡って日本酒づくりを続けてきたのが玉旭酒造です。

おわら風の盆のまち八尾町で歴史を刻んできました。「おわら娘」「風の盆恋歌」という銘柄を造っています。

近年では食卓に日本食以外が並ぶことも増えてきたので、新しい日本酒の開発にも力を入れています。昔ながらのお酒づくりをしながらも、新しさへの探究も忘れない姿勢が素敵ですよね。

■富山県富山市八尾町東町2111
■TEL:076-455-1331
■URL:http://www.tamaasahi.jp/
創 業:1808年
代表者:玉生 貴嗣
杜 氏:嶋 光国
原料米:山田錦・雄山錦・五百万石

***

舌が肥えている富山県人が愛し続けてきた富山県の日本酒。もちろん、全国各地でお楽しみいただけるものも多いですが、富山県でしか楽しめない限定品も。お酒好きの方はぜひ富山の海の幸・山の幸とともに日本酒を楽しみにきてください。

今回は富山県東部の日本酒をご紹介してきました。後編では西部(石川県寄り)の酒蔵をご紹介していますので、併せて読んでいただけると嬉しいです。


この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?
気軽にクリエイターの支援と、記事のオススメができます!
スキありがとうございます。よければフォローもよろしくお願いします!
まさるくん@富山👈日本の穴場
アウトドアやグルメ大好き。メシ旨すぎてダイエットできる気がしない。平日も遊べ過ぎて、趣味の時間が足りない。知れば知るほど『あえて』富山を選ぶ選択肢が浮上。目指せ!富山移住エバンジェリスト🔥あ、こちら『ためスモ』の公式アカウントです!『お試し暮らし』企画・運営しています~!