あなたにとって「耐える」とは?
こんにちは。
ライフコーチのためなおです。
「耐える」という言葉を聞いて、皆さんは何を想像しますか??
私は「耐える」と聞くと何かを我慢したり、辛い日々をなんとかやり過ごしたり、そんなイメージを持ちます。
そして、「耐えればきっと何かがうまくいく」と思っていました。
「耐えた先にはハッピーな人生が待っている。」
「耐えれば必ず成長する」
「若い頃には耐えることも大事」
自分で感じていることもあれば、周りに言われてそうかもしれないと思っていることも、あると思います。
実際私も、「自分に合った生き方がしたい」と思っていた一方、心のどこかで
「頑張らないと、耐えないと何も乗り越えられない」→「乗り越えられないということは磨かれない」
というようなイメージを持っていました。
そんな固定概念を持っていた私ですが、段々とこの考えは覆っていきました。
耐えて耐えて耐えきれなくてダウン。
私自身、仕事が思うように進まず、たくさんの我慢をしてきたことがあります。
「みんなたくさん残業しているし、私もやらないと」
帰りたいけれど、どうも空気が殺伐としてて、こんな中一人で帰れない。周りの人の「若いうちに耐えられるだけ耐えておけ!」精神にならっていた私は、「耐えていない、頑張っていない=成長できない」と思っていました。
だけどある時からだんだんと、会社に行くのが辛くなり、肩身が狭くなった感覚がして、なにもないのに涙が出てきていました。
そんなことで会社を休み、結局耐えようとした結果、後に長引く大きなブレーキを引くこととなってしまいました。
耐えて頑張れば結果がダメでもOK。
耐えるという言葉について、私が愛読している、河合隼雄さんの「こころの処方箋」に書いてあったこと。
スポーツに「耐える」ことを期待しているのは、どうも人生全般について、日本人は「耐える」ことが好きなためではなかろうか。勝利を得るためには、耐えや苦しみがなければならない、と決め込んでいる。
確かに最初から才能があって優れた選手よりも、何となく、大変な家庭環境の中でも這い上がってきたような選手が「すごい」という印象を受けたりする。過酷なトレーニングをしている人こそ頑張って欲しいと思ってしまう。
勉強の世界もそうだ。
私立で教育を受けてきた人よりも、独学で公立で頑張ってきた人のほうがすごい感じ。
本当はそこに優劣をつけなくても良いのに。
それってもしかして。環境が悪くても頑張ってきた人には「親近感」を感じて応援したい気持ちがある一方で、ちょっとくらいダメでもいいんだという納得感を得るためでもあるのでは無いかな。
人一倍耐えた。これだけやったらどんな結果でもいい。悔いはない。そんな感覚、私もずっと持っていたなぁと。
頑張ったら自分に納得できるから、ある程度の結果でも十分。とセーフティネットを張りたいのかもしれない。とも感じた。
私が知った新しい耐え方
このように耐えるって言葉は結構ネガティブな感覚として使われているように感じます。
耐えるものの対象が、自分が本当だったらやりたくないものになっていることが多かったり、耐えることがすごいという目的になってしまっていたり。
でも、本当はきっとニュートラルにも使えるのでは無いかと思います。
自分で独立しようと考えてから、Twitterやリアルで新しい人と出会う中で自分のやりたいことをやって生きている人に多く出会いました。
その人達を見ていると、どうやら、自分の目指すことを達成するために、必要なことに対して耐えている。
何かを我慢しているというより、何か自分が手に入れたいもののために頑張ったり、耐えていて、そのあとに色んなことを成し遂げている。
やりたいことをやるためには一緒に取らねばならないリスクもあったりして、それらも一緒に背負っている。
何だか、ようやく、この言葉に意味があることに回り回って気づくことが出来ました。
「耐えた先にはハッピーな人生が待っている。」
「耐えれば必ず成長する」
「若い頃には耐えることも大事」
きっと、何か先人の言葉なのだと思いますが、やろうと思い立って成し遂げた人が言える言葉なんだろうなと。目の前の適当なことにあてはめて騒いでも仕方なく、何かを成し遂げて初めて誰かに伝えられる言葉なんだろうと思います。
この時感じました。
「自分の今までやってきた仕事は、心のどこかで望んでいなかったのかもしれない。」
コーチとして活動するようになり、やっと「耐えることの意味」「頑張ることの意味」を見いだせたように感じます。
あなたにとって「耐える」とはどんな意味を持ちますか??
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