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分かりやすい目的に振り回されない



なんだか、試験終わってから色々と思っていたことがあるので今日はその話を紐解きながら書いていこうと思います。

もともとは資格を取りたくて、それもしっかり理由があって勉強していたはずなのに、実をいうとその考えが試験の直前くらいから何となく変わってきていた。


試験が終わって、結果がこりゃ微妙だなと分かった時、「たくさん勉強してきたのに結果が実らなかった悔しさ」もあったけれど、その思いは数日で通り過ぎ、「肩の荷がおりた」感じがすごくした。

何かから解放されたという感じや、ちょっとすっきりしたなぁという気持ちが大きかった。


ずっと試験を受ける先には「何年かかっても合格する」という想いがあるような気がするし、みんなそうやって何年も受け続ける人が多いと思う。
それはそれで良くて決して正しいとか間違いとかではない。何年も受かるまでやる人はそれだけ思いが強くて素晴らしいと思うし、また受けるのを辞めたとしても、それはそれでその人にとって賢明な判断をしたんだろうと思う。

でも、自分の結果を報告するとき、相手が勝手に「つらかったね、来年も頑張ってね」っていう雰囲気で受け答えしてくると途端にむっとしてしまう自分がいる。

それは、自分の結果が良くなくて悔しいからじゃない。敢えて前の文章で書いたけれど、「勝手に」自分が辛いとか思われていることがなんか納得いかないみたいだ。そして、「また来年も」と決めつけられちゃうのが嫌なのかもしれない。

相手が自分の気持ちを相手の尺度で測って決められてしまうことがどうも嫌いなようだ。きっと自分がこれまでコーチングを学んできて、自分の思い込みに縛られないようにしてきたからより一層そう思う。


今一度世の中的な視点で見てみると、試験って「最終的には受かるもの」というイメージが強いのかもしれない。そして、とうの私も心のどこかでそう思っているけれど、「受からなくてもいいかも」と思っているからこそ、なんで悔しがれないのだと思ったり、来年こそはと言われることに反応するのだろう。



試験は受かったら嬉しい、落ちたら悲しいではない

おそらく、結論はここなのだ。
結果は合格か不合格かの2つだけれど、どちらかが成功でどちらかが失敗ではない。

人生全て考えたら、確かに分かれ道ではあるけれど、その後の道を成功するか失敗するかは自分次第だ。

「試験は受かることが目的」になるかもしれないけれど、それも人間がそういった試験制度という仕組みを作り、得られた資格でしかできないことがある、というだけでそれ以外は個人が思いを勝手に感じているだけなんだよね。


今の私の立場からすると、この試験を来年例えばリベンジしなかったとしても、収穫がめちゃくちゃある。そしておそらくだけど、合格していてもこの収穫はあった。

自分の中で結論みたいなものはまだ見えていないんだけど、
・試験を受けるために勉強すること
・何かに挑戦すること
という2つの意味は少なくともあったな、という感じがする。



1日に10時間以上の勉強をしていたおかげで、1日が以前より有意義に使えるようになった感じがしている。以前の自分よりキャパが生まれたし、今の自分なりの頑張り方みたいなものも分かってきた。

そして、挑戦することでまだまだ伸びしろもいっぱいあるなぁと思えた。
自分の取り組んでいることにも無限に可能性があって、やりようがありそうだと思えるし、自分の中で何となく行き詰まりを感じていたことにも光があることに気づけた。



今の私が気になっているのは、
・みんなにあれだけ「試験に受かったらこんなことしたい」って話してたのに、突然変わる私でいいのかなということ
・熱量かけたはずなのに自分自身はそんなに落ち込んでないのが不思議
ってことの2つ。


きっとこれも、自分の中で持っている試験への固定概念だと思う。
→宣言までした意思決定を勝手に変えるなんて芯が無い
→うまくいってないのだから反省して次につなげないと!
自分の中の常識ってホントに正しい感じがするし、他人もそう思っているって何となく思っているから面白い。

こういう思いに気づくと、「あーなんだそういうこと!」って思えるし、こうして文字に起こすと、冷静に気づけるんです。



分かりやすい目的に振り回されない

何となく世の中の色んなものって「これだったら、こう思う」っていう決まったものがあると思います。
私の今回のことはとってもわかりやすい白黒でしたがおそらく生きている中で色んな所にこういうことってあるんだろうなぁと思います。

その「決まっている当たり前の考え」と違う思いを抱くとどうしても罪悪感があったり、これでいいのかと思ったりすると思うのです。


だけど、それはオッケーで。
世の中の目的に自分が合わせるのではなく、自分の思いに行動があっていればそれでいい。
きっとこのためにこの出来事を起こした自分がいたんだなって思えたら、それでその出来事って十分元取れてると思うのです。

もし自分の中にこれでいいのか?って思う出来事があったらなら、ちょっと世の中の声を封印して自分の感覚に意識を傾けてみてほしいです。


自分がオッケーならその出来事はきっとどうあろうとオッケーなのですから。




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本来の力を開花させ、「自分の中にある想い」を一緒に形にしていく逗子在住のライフコーチ。生きることを楽しむことが仕事になる生き方を応援しています。
経歴:早稲田建築→東大土木→外資コンサル→2回転職→ライフコーチ

ICF認定コーチングスクール修了。日本茶インストラクター。

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