HSPが心地よく生きるための自分の使い方
HSPや繊細さんと聞いて、皆さんは何を浮かべますか?
疲れやすい、とか、感じやすい、とかでしょうか。何というか、色んな事が気になってしまう気質のことをさしているように、私は感じています。
そんな私もHSPの部類に入っていると思います(とある本のテストでかなり当てはまる方だったので)
HSPだと自覚してからしばらくは、自分でも割と疲れやすいなぁと感じていましたが、何時しか、そんなことが一切気にならなくなったんです。
その答えは、すごくシンプルでした。
それは、「繊細の使い方を変えたから」。
HSPってほんの10年くらい前までは世に広がっていなかった言葉なんじゃないかと思います。
でも、それが認知されている。新しくそういうものが認知されたことによって、「自分もそうだ」と思う人が増えました。
そう自分のことを理解して、納得して楽になった人もいれば、そうでない人もいるのです。なぜなら、自分の気質を知ることで、自分はこういう人間だと決めてしまうことにもなるからです。
その意味では、知ってよかった人とそうでなかった人がいると思います。
私は後者でした。
知ってから、どんどん疲れを自覚するようになってきました。
会社での色んな人の声が気になったり、いる環境に居心地の悪さを強く感じたり。。。
「これなら鈍感な方が良かった、、、」
って思っていました。
ですが、そんな私も、今はそうしたことを気にせずに過ごしています。
なぜ、そうなれたのか?
この記事では、それを書いていこうと思います。
HSPは強みでも弱みでもない
そもそも、HSPは強みでも弱みでもなく、人の特徴の一つ。
どういうことかというと、強みと見るも弱みと見るも、自分の見方次第だと思うんです。
「繊細だから、気になる」というのもありますが、「繊細だから、気づける」というのもある。特徴なので、どっち側に見るか?というのは個人にゆだねられるのです。
HSPという言葉に出会った時、正直ものすごくネガティブだった。
会社があまりにも会わない経験を何度かして、「私って社会に適応できないんじゃないか?」なんて考えていた時にドンピシャとHSPという言葉が降ってきたから、HSPという言葉に言い訳ができるようになったのです。
だからこそ、私はそうなんだ!ってものすごく深く、ネガティブな方向に解釈しました。こうだからできないんだと。
でも、それは、HSPというものを弱みとしてみた時の視点だったのです。
定義をひっくり返す
HSPは病気でもなく、あくまでも性質なので、治療して治るものでもない。
当時の私にとっては絶望でした。ずっとこの繊細さと付き合っていかねばならないのか、、、、と。
コーチになっても、その繊細さはやっぱり変わらずにありました。
だからこそ、クライアントの機微な動きが気になったり、表情や雰囲気が変わったことに気づいたりすることも出来ました。
それは繊細だからこそ。あの時は「そんなのみんなできる」くらいに思っていましたが、そうではない部分も多分にあることにだんだんと気づいてきました。
私にとって一番の転機は、日本茶の仕事を始めたこと。
お店で働いている時って一緒に働いているスタッフと連携を取りながら、自分の立ち回りを適切に選んで動いて行くんです。
その中で、私は、外にいるお客様に気づくのが人一倍早く、他のスタッフの動きを見ながら穴を埋めるように動くのが得意でした。
そこを評価してもらったときから、自分の繊細さは良き方向にも生かされているんだと自覚したんです。
その時ちょうどコーチとして自分の特徴を分析してたのですが、ある学びをしたときに「特徴は強み使いも弱み使いも出来る」という言葉を聞きました。
それから、「繊細さを自分の強みとして使おう」と決めたのでした。
HSPへの意識が薄れた
繊細であることもその他のことも私の中では、「特徴でしかない」とまとめることができるようになりました。
そうなってから、、、結果として、HSPである自覚も薄れています。
意識が強み側に働いているので、「繊細さをどう使おうか?」「私はどんなポテンシャルを秘めているんだろう?」という希望に変わったのです。
HSPは一見大変そう、辛そうっていうイメージが先行していると思うのですが、実は全然だって人も多いんです。
私の周りにも、HSPの方いますが、言われるまで全然気づかなかったというくらいには、楽しく普通に過ごしている方が今ではたくさん。
(私がそうなったからこそ、分かったことですが)
私が伝えたいのは、そうした先行したイメージに振り回されないこと。
そして、気質自体は変わらなくても、自分の見方で何とでもポジティブに使っていけるということ。
だから、自分にとっての「HSPの使い方」を身に着けてほしいなって思うのです。
私のライフセッションでは、繊細だと自覚のあるクライアントさんもかなり多く来ていますが、じっくり時間をかけながら、自分の繊細を生かせるような使い方を一緒に模索しています。
私自身が乗り越えてきたテーマなので、シェアできることもしながら、自分の揺れにくい土台を作っていきます。
土台が整うと、HSPであることも自分の使いたい方向に使えるようになるから。
もし、繊細で疲れているのなら、自分の土台を改めて整える時間を作ることで、視界がきっと開けるはずです。
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