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「シュガー・ラッシュ:オンライン」:自分の執念を客観視する

おもしろかったと強く勧めてくれた人がいたので、友人と夕食つくって食べた後にみにいってきた。

主人公のラルフは、親友のヴァネロペが大好き。
だけど、その愛情が「ヴァネロペとずっと一緒に居たい」「ヴァネロペを自分だけのものにしたい」という執着心と化す。それがインターネットの世界のウィルスになってしまう。

愛する気持ちが相手の自由を制限してしまう――。

そんな日常世界にもありふれている葛藤を描いた映画だった。

ラルフは、ウィルスとして可視化されたことで、自分の感情を客観視することができるようになった。そして、親友のヴァネロペの幸せを願って、自分が変わることを選択した。

他者のこうした言動をみていると、自分の執着心よりも相手の幸せを優先することは当然のように思えるけれど、現実にはそんな容易なことではない。

「愛」という名目のもと、他者を束縛してしまうこともある。ひどいケースだと、いわゆるDVのようなことが起こる。

そこまで極端ではなくとも、愛情と執着心とがごっちゃになった葛藤を抱えたことは誰しもあるのではないかな。

2019.1.14 鑑賞

花を買って生活に彩りを…