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「天然コケコッコー」:ピュアとはこのことだ

田舎の中学生のほんわか恋ものがたり。

夏帆がデビューしたぐらいの頃からずっと好きだったわたしは、ずっと天然コケコッコーを見ようと思いつつ、見ていなかった。やっとのことで見た映画で、夏帆は本当に漫画のヒロインそのもののような可愛さだった。岡田将生くんもかっこいいし、キャストの顔ぶれだけでも甘酸っぱいのでは、と思う。

いちばんキュンとしたのは、修学旅行で夏帆が東京の音に耳を立て、「(東京のことを)少し好きになれそう」と、うれしそうに岡田将生くんの手を繋ぐところ。意気揚々とした夏帆の気持ちが伝わってきて、悦ばしいシーンだった。

夏帆が背負っていた石を割って、そのカケラを渡す岡田将生くんの思いやりも、先生が3人とカップル生徒2人という御一行の構成も、お土産選びでの夏帆の気づきも含めて、まるっと修学旅行のエピソードが好い。

あとは、映画だけ見た感じだとなぜ父親の浮気を挿し込んだのかいまいちよく分からなかった。この作品には不要な要素では、という気がした。

ただ、総じて癒されたい人にはおすすめだ。

花を買って生活に彩りを…