ラテンアメリカ探訪です！

はじめまして。ラテンアメリカ探訪です。
「ラテンアメリカ探訪」なんて変な名前だし、いったい何なんだろう？と思われる方も多いかと思います。
ラテンアメリカ探訪は、第101回例会となった2012年8月までは、「メキシコ学勉強会」という名前で活動している集いでした。でも、そんな名前で活動していながら、実は第10回目ぐらいから対象がメキシコというよりはラテンアメリカに拡大してしまっていたため、ずっと名前を変えた方がいいんじゃないかなどといいながら結局100回になった時にようやくそれを記念して名称変更することとなったのでした。

↑　第100回で募集した新名称の投票をとりまとめる代表世話人の土方美雄。「ラテンアメリカ探訪」はこの投票によって選ばれた名前なのです。

ちなみに101回記念のイベントは「メキシカン・ガールズ・モード」と題したメキシコ・ファッションショーとチカーノ※を追いかけ続ける宮田信さんを招いての「チカーノたちのイメージとカルチャー」の二部構成のイベントでした(台風でお客さんが少なかったのが本当に残念でした)。

※チカーノとは、米国に住むメキシコ系の人々を指し、公民権運動などと連動して市民運動を行ない、音楽やアートなどでもさまざまな文化を創り出した人々だ。

一言で言うと、「ラテンアメリカ探訪」は2004年から秋葉原で月に一回開催されてきたラテンアメリカのさまざまな面白いお話を聴く会です。
難(かた)い話から衝撃の冒険譚まで硬軟織り交ぜた様々なテーマを毎月一回400円でほそぼそと続けてきました。ラテンアメリカの政治や歴史、古代文明探訪報告やラテンアメリカ料理を実際に作って食べてみる会、音楽や踊りについてのディープな紹介やラテンアメリカの社会暴力や祭り、先住民の生活についてや移民問題など、本当にさまざまなテーマをこれまでに扱ってきました。(→過去の例会はこちらで見れます)

また、150回となった2017年には、「民衆芸術が切り取る社会」と題してラテンアメリカの民衆芸術・芸能を研究する専門家3人を招いて座談会を行ないました。

さらにこの150回の時には、記念企画として長年の念願であった、ラテンアメリカ探訪に縁のあったアーティストたちと一緒にアート展「Nosotros」を開催しました。幸いこのアート展は好評だったこともあり、翌年には第二回を開催してアート展図録を発売、昨年は第三回も開催できました。
しかし、会場であったNHKふれあいホールギャラリーの閉鎖に伴い、今年は会場をどうするのか、その選定が佳境に入っていた矢先にこのコロナ騒動となり、すべては一旦棚上げになってしまったという次第(現在は一応会場・時期は内定しています)。

↑「Nosotros」展企画担当の世話人・西村フェリスと出展者の安藤二葉さん

そんなわけで2月の例会の後、しばらくやむを得ず例会を休止していたラテンアメリカ探訪ですが、その間に世話人で今後の会のあり方などをちょっと話しあったりして、新たな試みを模索してみようかという話になりました。

それが、ラテンアメリカ探訪のアーカイブ化計画です。これまでにもさまざまな方から、こんなに面白い話なのに、こんなに少しの人しか聞きに来ていないのは本当にもったいない！ということを度々言われておりました。すべての例会を録音しておくべきだ！ということも言われておりましたが、始まった頃は今のようにスマホで簡単に録音ということも難しく、結局そのまま今に至ってしまっていたわけです。
でもまあ、せっかくコロナで対面が難しい今だからこそ、オンラインで対面に不安を持つ人も、家や仕事の問題、もしくは関東以外に住んでおられるためになかなか参加できなかった人にもお話を共有できるような仕組みを構築できないか？ということで、このnoteとYouTubeを組み合わせたアーカイブ・システムを考えてみました(というほどたいしたものでは全くないのですが)。※こちらに関しては近々追って発表したいと思っております。
ともかく当面は手探りで試行錯誤しながらになるかとは思いますが、よろしければラテンアメリカ探訪の新たな挑戦をあたたかく見守って、そして見かねた時にはどうかいろいろアドバイスなどしていただけますと、うれしく思う次第です。

それでは今後ともラテンアメリカ探訪をよろしくお願いいたします。

ラテンアメリカ探訪
ホームページ　http://latinestudiar.web.fc2.com/
facebook　https://www.facebook.com/LatinoamericaTAMBO/
Twitter　https://twitter.com/latinestudiar
YouTube　ラテンアメリカ探訪チャンネル
note　ラテンアメリカ探訪

(文責：世話人・水口良樹)