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ワクチンのこと①「ワクチンの基本のキ」

お話会の内容をテキストにしました。
タイミングが合わずに参加できずにおられる方や、確認、復習のためにどうぞお役立てください。

現行のワクチン

制度的には1993年の「予防接種法改正」以降、日本には「義務」づけされているワクチンはひとつも無くなりました。改正の理由として、被害者への補償が国にとって負担になってきたことは大きな声では語られませんでしたが、背景にあることは確かです。義務づけされたもので被害が出たときには、国は責任をもって補償しなくてはなりませんが、集団予防接種の際には問診が杜撰(ずさん)になり被害につながるケースがあり、ならば、と集団予防接種もBCGを除き廃止となりました。2021年現在、BCGも集団接種している自治体は稀です。

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VPDを知って子どもを守ろう!」というサイトでダウンロードできる標準的なワクチンスケジュールです。

息子(28才)が赤ちゃんの頃は、1才までに受ける予防接種はポリオの生ワクチンとBCGだけでした。今は2ヶ月からいろいろ受けるように増えています。わたしは生まれてすぐに「育たないかもしれない」「ワクチン打ったら死んじゃうから絶対に打たないように」と母が主治医に釘を刺されたほど弱い赤ちゃんで、幼稚園の年長のときの「種痘」以外に接種したことはありません。そしてそれまでもマイルドにあった喘息がその種痘1回で激しく悪化して小学校の低学年の間は週休3日ペースでしかも頻繁に早退や遅刻をしていました。それほどのインパクトのあるワクチンをこんなに小さな赤ちゃんにたくさん打って「大丈夫」なのかどうか、考えさせられるところです。

表の見方をご説明します。

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