クラス替えで人生詰んだ 8.いじめ自殺事件

これまで自分の年齢が分からないよう、年代についてあいまいな表記にしてました。
けどこの事件について書けば、知ってる人なら年齢がばれてしまいます。


ちょうど中学2年の3学期、巷では東京中野区の中学生がいじめにより自殺して、大ニュースになりました。
同学年です(犠牲者は早生まれなので1つ下)。
彼をいじめた人物に対しては、当然「死ねばいい、もしくは罰して殺してしまえ」と考えていました。
多分、全国各地の同様な中学生も同じことを考えていたはずですよ。

僕はいじめられて自殺することは全く考えていませんでした。生きる欲求の方が強かった(ただし、高校受験に失敗したときはさすがに死にたくなりました)。

けど、当時の担任の先生は気が気ではなかったかな?
自分のクラスから一度に暴力事件といじめ自殺が出てしまえば、ショックで教師を辞めざる負えなかったわけで、大変だったと思います。
次の年は小学校へ転任しました。


この事件は、多分初めての「いじめ事件です」。
もちろんそれ以前でもいじめ自殺は少なくなかったし、新聞報道もたびたびなされていました。
けど大した問題とは受け止められてなかったようです。
この事件の場合、いじめの内容が大掛かりだったことや、東京都内の中学でマスコミが取材しやすかったことから、大事件になったようです。
この中学に通っていた当時の生徒は、事件とマスコミをどう思っていたのでしょうね?
この中学は、事件から20年近くたってから生徒減で廃校になってしまったのですが、ネットで検索するといじめ事件が最初に出ます。
つまりこの中学は「いじめの学校」として有名になって、廃校後もそれを引きずっているのです。
卒業生はどう思っているのでしょうか?

当時は子供が掃いて捨てるくらいにいましたので、世の大人たちは、子供がいじめで死のうが何しようが無関心だったのではないかと思います。
体罰も普通にありましたし、体罰自体を肯定する(自称)教育者もいました。
教師の質も悪い上、思い通りにならなければ体で分からせるのが普通でした。
今みたいに「子供の人権」を主張する人や団体もなく、親は教師のいいなりで「モンスターペアレント」は問題にならなかった。お上から書類仕事も少なく、かつ公務員である当時の教師はいい仕事だったと思います。
自分自身、小学6年時の担任でろくでもない人物が当たっていますし…。

この時期になって、ようやく子供の福祉に気が付いたというべきでしょうか?

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