彼女に語りかけるように
あれは、本物のわたしではないから。と、彼女は言った。
なんだか、嘘をついている気がする。ほんとうの私ではなく、着飾った私がそこにいる。いくらあがいても、その着飾った私を本物にできていない。嘘をついている気分が抜けない。
そんな相談を受けた。
「着飾ったとおもうとしても、あれは間違いなく。あなたの中から現れたもの。あなたの一部で、あなたの作品ともいえるもの。だから、嘘じゃない。あなたの一部を切り取ると、あの華やかな世界になっているのだとおもいますよ」
こんな風に、彼女に伝えた。そして、わたしは、ぞっとした。自分が、今まさに、迷いを持っていて、その答えが現れたように感じた。
わたしは、今。書く事を迷っている。本物のわたしのままでは、カウンセラーにはなれない。その気持ちが抜けない。だから、今のわたしのままを貫くと、おはなしをしたい人(カウンセリングのお客さん)は、でて来ない。
ブログにしろ、ホームページにしろ。見せ方が大事。より、カウンセラーらしい発信をしたほうがいいかしら。
でも、そうすると、じぶんに嘘をついているような気分になる。今のままでいいのかな。それとも、折り合いつけてカウンセラーらしく見せたほうがいいかな。書き方を変えたほうがいいのかなと迷っていた。
その迷いを見られた、と思うような相談だった。
そうか。一部を切り取っても、全部を見せても。わたしであることに、違いはない。あとは、わたし次第。どうしたいかで、書くこと決めればいいのか。
わたしの作品として「カウンセラーなわたし」を作っていけばいい。一部を切り出しても、ほんものの私で出来ている。だから、大丈夫。
自分で自分のことをみると、答えに詰まることも。彼女のために、何か声をかけたいと思えば、答えが見える。
わたしの中にいる「彼女」に。なんて、言葉をかけてあげようか。
彼女に語りかけるように、自分と向き合う。
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本文上写真を、みんなのフォトギャラリーから借りてくるたび、その方の記事を読んでみる。それが、たのしい。
今日の写真は、のびつまさんのもの。そして、いつものように写真についていた記事を読んできた。かわいらしかった♡ 我が家でも、そんな粋な計らい、あったらいいな。
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