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2021/2/11-12(金)家飲みのはなし


サイゼリヤワインをおいしいと感じるリーズナブルな舌を持つ私は、近所で気軽に入手できる500円台のチリワインを重宝しています。昨夜の夕食がハヤシライスだったので煮込み時に赤ワインがあるといいなと思ったからでもありますが。

祝日なので夫ものんびり在宅、せっかくなので夕食前に少し飲もうかという流れになったのでワインを買うついでにおつまみになるものも物色。国産大豆の絹どうふ、九州産野菜を使った刻み高菜漬、切れてるチーズ、そしてアルパカの絵が描いてある赤ワイン。1,000円でお釣りが来ました。

とうふは半分に切り分け、天然塩と黒胡椒をそれぞれ少々にエクストラオリーブオイルをかけます。これだけでも十分おいしいですがさらに高菜を追加すると申し分なくなります。切れてるチーズにも高菜を少々。

うわあ一人あたまたったワンコインでべろべろだよ。実際にはそんな飲み方しないけど、やろうと思えばべろべろ可能。恐るべし家飲み。これでちょっとした味付け肉なんて焼こうものなら、もうね。

ああなんと素晴らしきかな家飲み。なのに家飲みばかりでは閉塞感が出てくるのはいったいどういうこと。

思うに外で飲む楽しみの一つに、知らない人たちと偶然同じ客として飲食の場を共有することであえて会話を交わさずともその場の雑多でにぎやかな雰囲気をともに味わう喜びみたいなものがあるようです。こういう喜びがお酒の楽しみのうちけっこうなウェイトを占めているんだろうなとつくづく。

飲めない人で「でもこういうところに来るのは好き」という人が時々いるのは、もしかしたらそういうことかと。

コスト的なものだけ重視すれば家飲み最強、今日び大した手間ひまかけなくても工夫と組み合わせ次第で最強に近いおうちバルが楽しめます。一方で酒飲みである以上合理的な世界だけでは生きていけないようで、みんなのいるところで飲みたい気持ちが枯れることはありません。うん、どっちも幸せ。


武者修行中です。皆様に面白く読んでいただけるような読み物をめざしてがんばります。