見出し画像

2021/2/22-23(火祝)頼むから是々非々で


去年の半ばごろから「あれ?ひょっとして」と予想していたことが具体的な確定値となって発表されました。ですよね、亡くなってる方、総数では減ってますよね。

去年の段階で風邪薬の売れ行きが低迷しているとか多くの医院が閑古鳥で経営難だとかいう話題を耳にしていましたし、交通事故死の件数が減っているということも話題になっていました。

ところが海外では傾向が異なり、昨年の死者数は例年を大きく上回っているとのこと。こちらのほうがピンときます。欧米諸国にとって新型コロナがどれほど深刻なウイルスであったかがよくわかります。

これらの統計から単純に、きわめて単純に考えれば「あれれ日本政府の新型コロナ対応、それほど大きく間違ってなかったんじゃね」という推論が導き出されると思うのですがいかがでしょう。まあただ単に医療関係者含む民の自助努力という気もしなくはないですが。

加えてここに自殺者の増加と出生数の低下という問題が数値として顕在化しているわけですし、この二つって経済問題との関連がそうとう高いはず、そうすると日本政府の取るべき次の行動は、という議論に進んでいくはず……

はずだよねえ。

政策を遂行する政府関係者も、その政策を批判する側のマスコミも、そのへんちゃんとデータに即した分析してくれてるのかなあ。うん、してるよね当然。

でも声の大きな人たちの多くが「与党のやることは全部間違い」だといわんばかりにダメなところしか指摘しないし、与党支持者は支持者で「与党のやることは一つも間違いであるはずがない」とばかりに的外れな擁護を繰り返すだけ、是々非々で語ってくれる人がほとんどいない印象。声の小さな人の中からじっくり探せばいるとは思うんだけど、存在感が薄いのにどうやって探すのさ。

よいことはよい、悪いことは悪い、そんなに難しいことかなあ。いやいや社会人にとってはこれこそがとんでもなく困難なことだということでしょう。


武者修行中です。皆様に面白く読んでいただけるような読み物をめざしてがんばります。