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2021/5/17-18(火)問題共有と改善の取り組み@大相撲


なにかと槍玉に上がりやすい角界ですが、中の人たちはちゃんと頑張ってるんだよということもまた、ファンとしてはこまめに伝えて共有したいもの。

レアケースではあるのですが、立ち合いが不成立になったけどその際の衝撃で脳震盪を起こしてしまったとか、同体取り直しといって勝負がつかずもう一番取ることになったはいいけど、直前の取組で一報が大怪我しておりとても相撲が取れる状態ではないという事態が生じることがありまして、それでもこれまでは本人の意思を尊重して取組を続行してたんですね。お相撲さんというのはそういう人たちでして。

もうそういうのはやめましょう、審判部で無理なものは無理とちゃんと判断しましょう、ってことになりました。

こういう報道もありました。

先場所のあまりに不運な事故(この手の事故がこれまでなかったことのほうが奇跡だったのかもしれません……大怪我をした力士は寝たきり状態ながらも回復の兆しが少しずつ見られていたとのことですが、肺に血栓が詰まったことが原因で先日亡くなられました。心よりご冥福をお祈りいたします。)と、不適切と責められても仕方のないその後の応急対応を受け、親方衆たちが集まって場所前に講習会を行ったという報道です。

角界は一歩ずつ、少しずつ、変わっています。破壊を伴うような派手な改革をぶちあげるのではなく、目の前の問題を皆で共有し、一つ一つ、なんとかしようとしています。

その先頭に立っているであろう親方衆が、私が子どもの頃に活躍していたあのお相撲さんたちなんだということを、とても誇らしく、心強く思います。

そうそう、中卒で角界入りしたお相撲さんたちのために、希望する人には通信制高校への進学も用意しているのですよ。


武者修行中です。皆様に面白く読んでいただけるような読み物をめざしてがんばります。