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【お金を使って何を買うべきか?】

『「幸せをお金で買う」5つの授業』(著:エリザベス・ダン、マイケル・ノートン)をkindleアンリミテッドで読みました。
読み放題で素晴らしい本が読めるのはたまらないですねえ……。
kindleアンリミテッドは神。

 本書では「お金を何に使うと幸せになれるか?」という話がされております。
そこで、私が気になった点をピックアップして共有していきます。


①経験を買え!

非常に単純な話ですが、モノより経験を買うべきだそうです。
 
「限界効用逓減の法則」をご存知でしょうか?
経済学を勉強したことのある方なら聞いたことあるかもしれません。
よく「キンキンのビールを呑みまくる例」で表されます。
 
夏場に呑む一杯目のキンキンのビールは超うまい(分かる)。
さて、二杯目はどうだろうか?
三杯目は?
だんだん、ビールのおいしさは下がっていくはずです。
 
モノを買うのもこれと一緒。
モノは買った後にだんだんと飽きてしまい、「次のモノを……」となりがちです。
しかし、経験はそうじゃない。
 
モノは限界効用逓減の法則をモロに顔面から受けますが、経験はこの法則を捻じ曲げます。
むしろ逓減するどころか、増えていきます。
「経験は複利のように積み重なっていく」と、近年のマネー界におけるベストセラー『DIE WITH ZERO』(著:ビル・パーキンス)にも書かれておりました。
思い出話は、いつまで経っても色褪せない。
 
故に、お金を支払って旅行に行ったり、貴重な経験をするというのは、非常に合理的な「幸せになるお金の使い方」なのでしょうね。

②時間を買え!

時間を買うことも「幸せになるお金の使い方」です。
 
例えば時短家電。
「ドラム式洗濯機」「ロボット掃除機」「食洗器」が真・三種の神器と言われておりますが、ハイテク家電は高いけれどもするべき投資だと思います。
「ドラム式洗濯機」「ロボット掃除機」は私も使っていますが、存在しない生活はもはや考えられません。
洗濯物を干さなくていいのは最高だし、勝手に掃除してくれるのも超ラクです。
 
「日常の雑事のほうが大きな事件による不幸よりも、人生の幸福度を下げる」と本書に記載がありました。
日常の心配事が減れば減るほど脳のメモリを圧迫せず、より本質的な物事に取り組むことができます。
創作活動に回す時間が出来たのも、時短家電のおかげかも。
 
また、これは諸説あるのですが、ウーバーイーツを利用するのもアリです。
ただし、副業などの空いた時間でお金を稼げる人でなければ使わないほうが無難でしょう。
最強の蓄財スキルである「自炊」を手放すことになりますからね。
一番コストがかかるのは人件費ですから。

③他者に買い与えろ!

寄付をするというのも有効な手段です。
研究によると、強制的に寄付をさせられても効果があるし、自発的に寄付をするとさらに幸福度が高まるそうです。
 
ふるさと納税ではコスパで商品を選びがちですが、本当に応援したい自治体に寄付するというのもアリでしょう(私は魚の缶詰を貰いながら石巻市に寄付しております)。
コンビニの脇とかによくある募金箱とかにしてもいいですが、自分で調べて寄付するのが最高らしいです。
 
寄付以外にも、プレゼントをするという方法があります。
家族、恋人、友人に何かをあげてみましょう。
この際、経験にまつわるモノをあげるのがさらに良いでしょうね。
レストランを予約して一緒に食べたり、公演のチケットを二人分買ったり……。
 
余談で「返報性の原理」というよく使われる心理テクニックがあります。
「何かを貰ったら、何か返さないと……」となるヤツです。
試食とか、無料で配ってる商品とかに利用されています。
これの怖いところは、「受けたモノよりも高いモノを返さないといけない気になる点」と「嫌いな人から受け取ってもお返ししないといけない気になる点」です。
 
幸福という観点からはズレますが、日常でも使えるので覚えておいて損はないでしょう。

おわりに

ミニマリストを自称する私もこれらを実践しております。
お金でモノを買うことによる幸せは限定的で、すぐに冷めます。
ぜひとも「幸せになるお金の使い方」を実践していきましょう!

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