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【推しは推せるときに全力で推せ】

ホロライブに所属する湊あくあさんが卒業すると、最近発表がありました。
ホロライブはたまに切り抜きを見ていたので、ビッグネームの卒業に驚きました。
 
ビッグネームが引退するときに毎度思うのが「推しは推せるときに全力で推せ」というものです。
そのアイドルが永遠に活動を続けられるわけではありません。
生命に期限がある限り、無限に続くモノなどこの世に何一つとしてないからです。
 
そして推す側の熱量も、いつか自然に冷めてしまうもの。
その熱量を愛おしく抱えながら、ぜひ推し活を最後まで貫いていただければと思います。


私は十数年前、アイドルオタクをやっておりました。
そのときファンだったのが「ももいろクローバーZ」です。
まぁアイドルオタク言っても、ももクロしか推してなかったんですけどね……。
 
あれは忘れもしない。
2011年4月11日。

メンバーの早見あかりさんが卒業したというニュースが目に入りました。
その当時、私はももクロなんて知らず「へえ~、そういうアイドルがいるんだ」くらいに思っていました。
そこで普段なら終わりそうですが、何を思ったか楽曲をYoutubeで見てみたんですよね。
『行くぜっ!怪盗少女』という、彼女たちにとって一番有名な曲です。

これを見た瞬間、まさに雷に貫かれたかのような衝撃を覚えました。
「なんだ、この楽曲は……?」と。
文字通り、ハートを撃ち抜かれたわけですよ。
因みに当時の推しは黄色のしおりんでした。
つまりロリコンです。
 
そこからライブ会場に足繁く通うようになり、全力で彼女たちを推しました。
当時は1,000人規模の箱だったと思うので、メチャクチャ近くで彼女たちのパフォーマンスを観れました。
今思えば、超絶ラッキーな体験でした。
 
そして約1年後、2012年4月21日と22日に行われた横浜アリーナでの公演を機に、私はモノノフ(ももクロファンのこと)を引退しました。
小さな箱(といっても当時のアイドルの中ではかなりデカイ)でやってたのに、こんな大きな箱でやれるようになったんだなぁ……と侘しい気持ちを携えながら。


私の場合は彼女たちの卒業を見届けるのではなく、自分の熱量に終わりを感じて自ら離れました。
1年間全力で駆け抜けて「もうやりきったな」という思いになったんですよね。
だから当時の推し活には、一片の悔いもありません。
 
ゆえに強制的にお別れを迎えてしまった方の気持ちは、若干測りかねるところがあります。
しかし「最後の最後まで全力で押す」という心根は一緒のはずです。
 
最後の最後まで推しを推す。
それがドルオタとしての矜持なのではないでしょうか。


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