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世界はまだまだ面白い!#35 礼節

神戸にある大学のサークルによる「旅館破壊」がニュースで話題になっています。天井に頭で大きな穴を空けたり、障子を壊したり、鴨居にぶら下がったりと大勢で旅館を破壊する様子がネット上で拡散しています。大学側は謝罪のコメントを発表していますが、大学に通う学生のインタビューに応じる反応が意外に軽いのが何とも気になります。

日本は、かって世界各国のホテル従業員が選ぶ「世界最良の観光客」に3年連続で選ばれたことがあります。「行儀の良さ」、「礼儀正しさ」、「部屋を綺麗に使う」、「騒がしくない」ことがその理由です。その後も、各国の旅行雑誌で、何度か、リピーターとして期待する宿泊客に選ばれています。「礼節」を重んじる日本国民の姿勢は、世界でも高く評価されていました。ところが、最近は「旅館破壊」等の動画拡散によりそのイメージは確実に変わってきていると思います。先人の作ってきた伝統は良いものばかりではありませんが、少なくとも、「礼節」を重んじる日本人の伝統は、大事に守っていきましょう。

外国人の良いところは学び、悪いところは学ばない。日本人の良いところは大事にし、悪いところは直す。簡単ではないですが、私は実践していきたいと思います。他人と過去は変えられないが、自分と未来は変えられるのですから。


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