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世界はまだまだ面白い!#145 七夕

今日は、全国的に「七夕」ですが、星は見えるかな?もともと、旧暦の7月7日は、「織姫」と「彦星」が良く見えたらしいのですが、今の暦での7月7日は「梅雨真最中」ですから難しいですね(旧暦の7月7日は今の暦では、8月中旬です。これならわかりますけどね)。

さて、改めておさらいをすると、元々は、中国から伝わった話らしいですが、結婚した「織姫」と「彦星」は仲が良すぎて、仕事をしないので、神様が怒って離して、1年まともに働いたら、ご褒美として、1年に一度だけ、7月7日に会わせてあげるという話で、「可哀そうな話」です。星座の「夏の大三角」を構成する、こと座の「ベガ」が「織姫」、わし座の「アルタイル」が「彦星」です(ちなみに、大三角のもう一つは、白鳥座の「デネブ」)。

ギリシャ神話でも、こと座にまつわる話があり、こちらも可哀そうです。毒蛇に噛まれて亡くなった奥さん「エウリディケ」を助けようと、冥界に入って、苦労に苦労を重ねた挙句にもう一歩のところで失敗して、亡くなった、「琴(こと)」の名手で夫の「オルフェウス」を不憫に思って、ゼウスが、星座(こと座)にしたそうな。この話は、日本神話の「イザナキ」「イザナミ」によく似ています。亡くなった、奥さん「イザナミ」を連れ戻しに、冥界に入った夫の「イザナキ」も、もう一歩のところで失敗します。失敗した理由もそっくりで、冥界から奥さんを連れだすまでは、奥さんを見ちゃいけないのに、見ちゃうんですね。。皆さん、奥さんが、見ないでと言ったら、見ちゃいけませんよ!

さて、今日は、夏の夜空に、「織姫」と「彦星」は見えるかな?楽しみです、梅雨だというのに、今日は晴れています(笑)

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