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世界はまだまだ面白い!#102 ギリシャ

佳子さまが、今日からギリシャを公式訪問されます。外交関係樹立125周年の節目で、今年は、文化観光年にあたるそうです。良い、ご訪問を!

私は、1988年から4年余りアテネに駐在していましたが、ギリシャ以外の商内だけが許されたステイタスの「出張所」でした。なので、1年の8割以上は、中東・北アフリカの何処かに出張していました。各社とも同様のステイタスで、レバノンの内戦でベイルート事務所を閉めて、引っ越して来ていました。日本からは、南回り(5ストップ)で、アテネに到着するJAL便が飛んでいましたが、24時間以上かかる長いフライトでした。長男はギリシャの幼稚園に通い、ギリシャ語がペラペラで、私は「ゼン カタラヴェノ エリニカ(ギリシャ語がわかりません)」で、次男が、アテネの病院で産まれた時には、「通訳」をやってくれて、本当に助かりました。インターネットもスマホもない時代ですから、今では考えられませんね。

ギリシャは欧州から来ると「中東」、中東から来ると「欧州」の雰囲気がある、ちょうど中間の位置づけでしたので、サウジの駐在員は、我が家で、豚のハム+ビールを喜んで、ドイツの駐在員は、「中東」の雰囲気を楽しんでいました。

最初の駐在場所という事もあり、学生時代に飛行機に一度も乗ったことがない私にとっては、ギリシャ駐在の思い出は、「宝物」です。素晴らしい記憶しか残っていません(辛いことは忘れてしまいました)。長男が、ギリシャ語を、すっかり忘れてしまったのは、少し残念ですが(笑)

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