見出し画像

世界はまだまだ面白い!#31 チェロ再開

65歳になってから、「チェロ」を再開しました!と書くと聞こえは良いですが、楽譜もろくに読めない高齢者には勇気のある決断です。いつか再開するぞと思い、全ての海外転勤に必ず持参しましたが、機会に恵まれず今に至りました。毎週、土曜日に「チェロ」を担いでスクールに通っています。

「チェロ」との出会いは、30年前のデュッセルドルフ駐在に遡ります。ドイツ人は、ほぼほぼ、何かしらの楽器を弾けます。学校で真剣に取り組んでいると聞きますが、会話で「あなたは何を弾くの?」というフレーズが普通に出てくるのは、私の知る限りではドイツだけです。ドイツでは、昼間と夜10時から朝7時までは、「休息の時間」なので、音をたてるのはタブーですが、昼間を過ぎると、ピアノや弦楽器の音が、窓から聞こえてきます。ドイツ人は音楽が好きで、著名な作曲家を数多く輩出しています。どうしてなのかと聞いたら、「天気が悪いからだよ」と。。確かに、雨の日が多いので、家にいて、数多くの名曲が生まれたのかもしれません。ロベルト・シューマン音楽院に通う、日本人男性に長男、次男はピアノを習っていましたが、彼の美しい奥様が「チェロ」奏者で、私は、「チェロ」を始めました(何や、それ理由?)。その後、豪州、米国、日本と転勤を繰り返しましが、ピアノの先生はいても「チェロ」の先生にはお目にかかれませんでした。

夢を持つ勇気、持ち続ける勇気、実現する勇気の三つの勇気が大事だと、長男の担任の先生が、昔、仰っていました。私の「チェロ再開」がそれです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?