見出し画像

Vol.1 はじめまして、TAMAワンダーです。

TAMA、といっても猫のタマではありません。TAMAは東京の西側、多摩地域のこと。「TAMAワンダー」は、多摩地域の魅力をもっとたくさんの方に知っていただきたい! と、はじまったプロジェクトです。まずは、多摩地域ってどこ? 何があるの? ということと、これからこのnoteでどんなことをお届けしていくのかをお話ししたいと思います。

 東京、というとやはり都会のイメージを思い浮かべる人が多いと思います。東京タワーにスカイツリー、東京湾を渡るベイブリッジや湾岸エリアの高層マンション群に新宿や渋谷の人混みと賑わい。でも実は、その都会の東京を象徴する23区の西側に、東京都の半分以上を占める面積で広がっているのが多摩地域なのです。

多摩地域には30の市町村があります。26の市、3つの町と1つの村です。西端にあるのが、檜原村。その面積の90%以上が森林という緑豊かな地域です。また、古くからわさびづくりが行われている奥多摩町や、清らかな渓流沿いのキャンプ場や川遊びが人気の秋川渓谷を有するあきる野市……と多摩地域の西側には自然にあふれた地域が広がります。

一方、23区にも接する多摩地域の東側は都心からのアクセスも良く住みやすい街として人気のエリアですが、実は農業も盛んです。トマトや小松菜、枝豆などお馴染みの野菜はもちろん、武蔵村山市ではお茶の栽培も! 他にも、稲城市の特産品には江戸時代から作られている梨があり、小平市はブルーベリー栽培発祥の地であるなど、地域ごとに特色ある農産物が育まれています。

登山初心者にも人気の御嶽山。
多摩川の源流近くの奥多摩ではラフティングも楽しめる。

古くから繊維業が盛んで、今も伝統の織物や染物がつくられているのも知られざる多摩の魅力。日本酒好きの人には、江戸時代から続く日本酒蔵で名酒がつくられていることも、お知らせしたいことのひとつです。一方で多摩地域は学術の街でもあります。多くの大学があり、JAXAや国立天文台などの研究機関が置かれているのも特徴です。

江戸時代から続く「灰汁醗酵建て」による藍染を行っている〈壺草苑〉。
多摩地域の酒蔵の一つ〈小澤酒造〉。

これらはぜひ知っていただきたい多摩地域の魅力のほんの一部ですが、いずれも豊かな自然と人々の暮らしが紡ぎ上げた「モノ・コト」です。

今回作成した「TAMAワンダー」のポスターには、そんな多摩地域各地の「モノ・コト」を描きました。ぜひじっくりご覧いただいて、「へえ、こんな場所もあるんだ!」「こんなものも作っているんだ!」と、多摩地域の多彩な顔を発見していただければと思います。

多摩地域30の市町村をモチーフにしたTAMAワンダーのポスター。7月26日(金)・27日(土)には、大阪で開催される観光イベントにブース出展し、多摩地域の魅力を紹介する。

さて、このnote「TAMAワンダーWEBマガジン」では、これらの多摩地域の「モノ・コト」に携わっている人たちに会いに行ってお話を聞き、記事を執筆していく計画です。多摩に生きる人たちの目を通して多摩地域の魅力を深掘りし、「へえ!」「そうなんだ!」と驚きや感動をみなさんにお届けしていきます。これらのストーリーが、「多摩のあそこを訪ねてみたい!」「多摩のあれを見てみたい!」とみなさんの旅のヒントになれば、うれしいです。

また、TAMAワンダーのWEBサイトでは、TAMAワンダーのイベント出展情報やさまざまな多摩地域の情報もお知らせしています。ぜひ、ご覧ください。

それでは、どうぞよろしくお願いします。


この記事が参加している募集