頭ごなしに否定する前に話を聞く(学童日記)
みなさんこんにちは、お元気ですか。
たまうさぎは毎日投稿ではなくなりましたが、引き続き週一で記事を投稿していきます。
本日のテーマは、子どもとのかかわり方についてです。
最近素行が気になる児童が一人いるので、その子を事例で児童との正しいかかわり方について考えてみます。
当児童は小学校三年生の女子なのですが、他者とのコミュニケーションに課題が見られます。かといって人格に問題があるわけではなく、むしろ言っていることは筋が通っています。
それではなぜ他者とトラブルに巻き込まれやすいかと言うと、「思ったことをそのまま言ってしまう」「周りに偏見を持たれている」「自分が責められていると思い込んでしまう」の三つが原因です。
その子は一・二年生の頃も学童を利用していて、その時に何度か問題を起こしたことで先生や他の児童に「悪い子」のレッテルを張られています。
また、その子の兄が非行少年であることも影響しているようです。
その子に何かを聞こうとすると、怒っているわけでもないのに先に言い訳を始めてしまいます。
例)
私「この落ちてるタオルは~ちゃんの?」
その子「違うよ、僕学童にタオルを持ってきたことは一度もない!」
私「そうなんだ?😓」
この反応はおそらく、周りの大人がその子の話をよく聞かずに指導したことで身についた防衛本能です(実際にその現場を見たことがあります)。
私はその子の過去を知らないので、偏見を持たずに接しています。
しかし他の先生や児童にとっては過去が重要なようで、私の耳にはその子の悪評が何度も届いています。
しかし、そんなことはどうだって良いではありませんか。
大事なことはその子が今現在問題行動を起こしているかと、もしそうならどうやってその問題に対処するかです。
周りがその子を「悪い子」扱いすることで、その子は「みんな私のことをわかってくれない」とふさぎ込んでしまうことでしょう。
このままいけば、その子の兄がそうであったように、その子が中学生になった頃には非行に走ってしまうかもしれません。しかし、誰かがその流れを断ち切らなくてはならないのです。
私が学童の職員として児童に関われる裁量には限界があります。
だからこそ私は、小学校ないし中学校で正規教員になりたいと思います。
今回のことで学んだ大切なことは、
・過去に偏見を持たずに接する
・指導する前に話を聞くことを徹底する
の二つです。