氷河期世代の教員に対する仕打ちが許せない件について
私は教員の働き方改革は現実的ではないと考えています。
なぜなら、目の前に生徒がいる以上、生徒指導や授業準備にかける時間を削減するには限界があるからです。
それならば千葉県がやっているような奨学金返済制度を導入したり、給与面や福利厚生を充実させた方が志望者も増加し、教育の質が保たれるのではないかと思います。
教員の働き方改革が叫ばれて久しいですが、私はその成果に疑問を感じています。
そして、やはりというべきかこんな記事を見つけました。
一見して教員全体の労働時間が減ったように見えるのは、氷河期世代の教員が新人の業務を肩代わりしているだけだったのです。
しかもその理由はなんと、「新人に辞められるともっと自分が困るから」とのことです。
熾烈な競争の末に正規教員の枠を勝ち取り、上の世代からのパワハラを耐え抜き、やっと中堅になったと思えば新人に気を遣わなければならないなんて、ひどすぎやしませんか?
しかも困ったことに、それだけ優秀な世代ですから新人のフォローが成立してしまうのです。残念ながら、そこまでしても新人の離職率が上がり続けているのが現状です。
教員を目指す一若手としては、慣れるまでの間にフォローをしていただけるのは本当に助かります。
しかし、このままでは絶対に良くないと思います。
なぜなら、今の新人たちが中堅になった時に新人のフォローができるようになるとは思えないからです。
もちろんパワハラは許すべきではないですが、新人の段階である程度
「選別」をされるのは仕方のない部分もあるのではないでしょうか。
人手不足で入って来た新人を手厚くサポートする構造は不健全です。
私はもし正規教員になれたとしたら、先輩たちを頼りつつも、一日も早く適応できるように全力で取り組みたいと思います。
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