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【人生分からん】色々あって"お店作りを始めちゃったワケ" Part.3

こんにちは。Tamatsukuriです。
このたびは投稿をご覧いただきありがとうございます。

こちらの投稿はPart.3となります。
前回の投稿はこちらになりますので、ぜひチェックしてみてください。

大学を卒業し、いよいよ入社。
配属先も決まった私はどうなっていくのか・・・。
それでは続きを始めていきます!

怒涛のオープン準備からのお別れ

新卒で入社した場合、まずは上司の下で一緒に一つのカテゴリーを担当しながら学んでいくのが一般的。
ところが私の場合はいきなり一人で新店のランニングカテゴリーをメインで運営していかなかければならない状況に。

配属を言われた瞬間は、任せてもらえる嬉しさが半分、これからどうなるかの不安が半分の何とも言えない気持ちになった。

「やるしかない。やってやる。」


ランニングをメインの仕事とするだけで、サッカーと関わることが一切無いわけでない。それは私自身の行動次第でなんとかなるはずだと言い聞かせた。

新店がオープンするまでの数か月はアルバイトで勤務していた店舗で働きながら準備を進めることになった。
売場の図面を見ながら商品の配置を決めていったり、新店オープニングセールのチラシやDMの商材を考えたりなど、入社してから仕事内容のレベルが格段に上がった。
正直、入社してから接客スキルや商品知識を覚えていたら新店オープン準備なんて間に合わなかったと思う。

Part.2で登場した上司に助けられ、なんとか準備が整うことができた。
いよいよ明日から搬入作業ということもあり、入社前から数えて半年近く働いてきたこの店舗とお別れだ。

自分にしかできない色を出せ。頑張ってこい。

最後に上司にそう言われたのを覚えている。
最初は何をするにしても注意され続け、悔しい思いすることが多かったけど、私の性格を理解したうえでの指導法だったのかなと今では思う。
そのおかげで信じられないくらい成長できたし、いい意味で上司との距離が近づいて楽しく働かせてもらった。
本当に感謝でいっぱいだった。

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新店オープンと営業さん

無事搬入も終わり、準備万端。ついにオープン日を迎える。
チラシやDMの甲斐あってか、セール品などを目当てに来店されるお客様が多く忙しかった。大変ではあったが、準備してきたことがうまくいっていることに嬉しさも感じていた。

今回オープンしたエリアには競合のスポーツショップがあり、新参者の我々はチャレンジャーとして戦わなければならない。
オープニングセールで集客はできたが、本当の勝負はこれから。
できるかぎり多くの顧客獲得目指していく必要がある。
価格勝負も大事だが、「この人から買いたい」と思わせるような接客・雰囲気を重視していこうと思った。

カテゴリー担当としての仕事で営業の方とのやりとりが多い。
新店オープンのタイミングで沢山のメーカーの方にご挨拶いただいた。
あっという名刺ケースがパンパンになり、ランニングにはこれだけのメーカーが関わっているのかと感激するのと同時に名前を覚えるのがかなり大変だった。
私が新入社員ということを理解したうえで「困ったことがあれば何でも言ってください!」とありがたいお言葉・・。
さらに頻繁に店舗に足を運んでき沢山のサポートはもちろん、他愛のない話なども聞いていただいた。

ついに初マラソン!?

新店オープンも落ち着き、通常営業していたときに上司から一本の電話が。
「メーカーさんからマラソン大会の出走権を貰ったから出てね。」
一番若手だからという理由で本人に確認せず決めたらしい。
もはやジャイアンである。

「たしかにランニングカテゴリーを担当するからには一回は走っておかないとまずいよなぁ。」と思ってはいたが、突然決まった人生初フルマラソン。心の準備は全くできていない。

数か月先の大会に向けて練習をしなければならなくなり、休みの日や帰宅ランなど走ることが多くなった。
いつもお客様に言われるような痛みや疲れを体感しつつも徐々に速く長く走れるようになってきた。
この経験を接客で話すと非常に盛り上って、共感し合えて嬉しい。
本当の接客ってこういうことなのかと気付く。
ここで初めて走ることが楽しいと思えるようになった。

なんやかんやで迎えたマラソン大会。
店舗の仲間に「速報サイトで途中経過見ておくね。」と脅された。
これはダサい走りはできない。むしろ褒められたい。
序盤は元気があって身体が動くので案の定オーバーペース。
それに全く気付かずどんどん進み、30km地点を過ぎたあたりから極端に脚が動かなくなった。
「これが30kmの壁ってやつか・・・。」と思っていたら、ついに歩いてしまった。途中からは完全に散歩。でもそれが今出せる最高速度だった。
ゴールが近くなり、最後の力を振り絞りトボトボ走りながらフィニッシュ。人生初フルマラソン3時間45分。
次の日の筋肉痛がすさまじく、生まれたて小鹿のようで階段を歩けず泣いた。

Part.3はここまで。
ランニングに対する気持ちの変化が。
この経験が私の人生に大きく関わっていきます。

お知らせ

現在私は【Kreis und Kreis-クライス アンド クライス-】という名前の"はしる・あるくが楽しくなるものを作る"をコンセプトとしたお店を運営しています。

※現在ネットショップのみで商品を販売中です。
 種類は少ないですが、ご興味のある方はぜひアクセスしてみてください!

お店のInstagramもぜひフォローをお願いします。

最後までご覧いただきありがとうございました。
また読んでいただけたら幸いです。

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