育業日誌 番外編 【父親『を』支える。 家族を守る】 -Daddy Support協会-
今回は、ちょっぴりいつもと違うお話しで、
父親を支える活動をする仲間との出会い、そして団体の設立に関するお話しになります。
その名も「Daddy Support協会」(ダディサポート協会)と言います。
※HPできたばかりですが、少しずつ、情報を増やしていきます!
僕自身、第1子で1年間、第2子で11ヶ月の育業(育休)を過ごさせていただきました。
その、約2年に及ぶ育業生活の末に思うことは、「父親・母親かかわらず、育児する人は誰しも支えられる社会にしたい」ということです。
▼下記のテーマに興味を持っていただける方、ぜひお読みいただけたら嬉しいです!
父親も、「孤立」し、「産後うつ」になることもある
父親だって、「仕事一筋!」みたいな生活から、「育休取れ!育児・家事しろ!」といった急激な生活環境の変化に晒されれば「孤立する」し、「産後うつ」にもなる可能性があるということです。
※実際、女性と同程度の割合で男性も「産後うつ(育児うつとも言われる)」になることがわかっています
父親の育休/家庭進出が当たり前になる時代だからこそ、これまで育児や出産の情報から遠ざけられてきた男性を支える環境整備が必要になってきています。
そんなことを考えているときに、
産婦人科医である平野さん、実際に産後うつ経験者である斉藤さんというお2人と縁あって出会い、Daddy Support協会の設立に携わらせていただきました。
団体のビジョンは、
“Daddy Support to Lifestyle Diversity.”
子どもを育むすべての人が、多様な生き方を選べる世の中にする。
✳︎HPが公開されましたが、情報更新は、これから少しずつ、になりそうです。よければ、一度、覗いてみてください。
父親も、子育ての主語・主体にする
これまで、子育ての主語・主体は「母親」でした。
母子手帳、母親教室、ママのための〜講座、パパ1人で健診に行くときの「本日、お母さんはどうされたんですか?」という声かけ、、、まだまだ子育て界隈はママ・母親という言葉に溢れています
これだけ男性育休!育業!と言われている割には、
父親はサポーターとして期待されているけど、
実際に父親が何をしたらいいかは意外と知られていない。
(寄り添おう、という言葉はたくさん溢れている)
また、妊娠期〜産後まで母親は心身ともに不安な状況にさらされるので、
少なくとも父親自身が健康な状態でサポートすることが求められるが、その父親をサポートする制度や仕組みはほとんどない。
(助産師さんや保健師さんの指導・相談の中でも、父親は脇役。脇役ならいいけど、空気的な扱いであることも)
じゃあ、父親にやる気がないか?と言うと、そんなことはなく、
実は「もっと支えたい」「主体的に動きたい」「子育てをしたい」という人は増えているので、そのための知識や情報、経験がないだけで、もう少し環境が整えば、いい形で歯車は回り始めると思っています。
父親に対して、適切な情報を届ける
今、Daddy Support協会では、
「父親に適した『妊娠・出産・育児情報』を伝えるツール」をつくるというプロジェクトに取り組んでいます
父子手帳、両親学級、プレパパママ教室など、自治体ごとに取り組まれていたり、取り組まれていなかったり、バラツキのあるのが実態で、こうした出産前〜産後に役立つ情報を、いかに全国遍く広げていけるか、、、
ここには、皆さんのお力やお知恵、そしてネットワークも貸していただく場面もあるかと思います。
理事メンバーのみならず、すでに多くの専門家の方に賛同いただき、いま最終調整中です。
なかなかニッチな課題テーマではあるんですが、
この取り組みは、イクメンをつくるプロジェクトではなくて、母親や子供を守ること、色んな働き方や生き方を選択できる世の中の基盤をつくっていくことに繫ると思っています。
もし、ご関心ある方は、個別にご連絡ください!
ご自身の経験談、過去こうしておけばよかった、こんな制度や仕組みがあって助かった、どんなことでも構いません。皆さんの声が後押しになります。
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余談ですが、
Daddy Supportの活動は、育休/育業経験者として、プロボノ的に関わっていきます。
本業(保育園で働いています!)は、4月から復帰しますので、引き続き、どうぞよろしくお願いいたします!
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