見出し画像

大学職員への転職体験記②〜A大学と書類・筆記試験対策編〜

大学職員への転職体験記①〜転職活動の開始編〜の続きになります。


A大学(書類選考)

 転職活動記念すべき1校目はみんな大好きA大学。
 日本に住んでいてこの大学を知らない人はいないと思います。入学するのは難しい、入職するのは更に難しい。

 書類選考としてはオーソドックスでありながら、やや突っ込んでくる設問ばかり。「本音を書け」と感じるようなESでした。





結果は、、、




書類選考落ち。



 精神がおかしかったので「もうこの世界で自分は必要とされていない」とまで落ち込みました。

 当時の私は心が病んでいたくせに自信だけは無駄にあったので、

「まあ書類選考は受かるでしょ」

 と楽観視していました。

 設問に対して特に考えることもなく素直に書いていたので、当たり前の結果だと思います。

 ここで書類選考について真剣に考えるようになりました。初めから考えておけと。


書類選考対策について

 A大学が書類落ちをしたショックをなんとか乗り越え、原因分析を行いました。
 乗り越えられたのも理解のある妻君のおかげです。

 書類選考はES、履歴書、職務経歴書、自己推薦書、志望理由書等の様々な種類がありますが、

 共通しているのは

・自分をアピールするもの

・志望大学に向けて書くもの


 ということだと考えていました。

 A大学に応募した書類は自分をアピールする書類としては申し分なかったです。むしろ自分のアピールしかしていません。

 正直他大学に提出しても通用するぐらい、自分のアピールしかしていません。

 A大学で働きたい理由はあったのですが、中途採用者に求められるには熱意ではなく能力だと勘違いしていたせいもあります。

 現職で人事になってわかったのですが、

「志望先にほとんど触れることなく自分の話ばかりする人を採用したいか」


 と聞かれればNOです。しかもその人が優秀であるかどうかは、本人が書いた内容だけで判断するしかありません。

 もちろん能力も大事だと思います。

 そんなわけで

「志望先にしか通用しない書類」

 を作ることを目標にしました。

 そのために、より「貴学だから!」を際立てるために志望先の大学、競合他社と思われる大学のHPや雑誌を見まくりました。

 時間は有限だったので、印象的であり、私自身がその大学を志望したきっけかを中心に。

 それをESに落とし込み、自身の経験を交えて書いていきました。

 結果として8校⇒5校が書類選考を通過したので、考え方はそんなに間違っていなかったのかと思います。

 ただ、この時の成功体験が私に強烈に焼き付いているため、人事をやっていても自身の基準で考えてしまうのはあまり良くないですね。

筆記試験対策について

 先に書いた結果として筆記試験系は落としていないのですが、特別なことはあまりしていません。

①基礎能力、②適性検査、③独自問題、④小論文、⑤時事問題、⑥英語等があると思いますが、

 志望先の過去問や情報をネットで集めて、勉強する比率を変えていました。


①基礎能力…初見では解き方を思いつくまでに時間がかかるので適当な対策本を一周ぐらい。

②適性検査…対策不可なので何もせず。むしろ対策した結果が合格に繋がるのを恐れた。

③独自問題…ネットの過去問から傾向を見てなんとなく調べる。あまり力を入れなかった。

④小論文 …基本的な書き方を押さえただけ。「その場で書かされる書類選考」ぐらいのイメージを持っていた。

⑤時事問題…ネットで情報収集。自分が大学職員を志したきっかけを中心に。

⑥英語等 …絶望的に苦手だったため、受験者の中でも最下位にならないぐらいに勉強。


 という感じです。筆記試験が苦手な人はとにかく①基礎能力と④小論文を鍛えることお勧めします。

 ①基礎能力は数字としてわかりやすく順位に繋がりますし課している大学がほとんどです。
 ④小論文は書類選考と並行して対策することができると思います。


大学職員への転職体験記③〜絶望と圧迫のB大学編〜に続く


この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?