人類はいつまで大園桃子に痺れなきゃいけないんだ

サユリストのふらぺちいのです。今日は桃ちゃんのお話。

SHOWROOMに『猫舌SHOWROOM』なる番組がある。週ごとのパーソナリティーのような人たちが各々の企画をやっていく番組だが、乃木坂もパーソナリティーとして曜日を担当している。

『猫舌SHOWROOM』で大園桃子と佐藤楓が担当した回がある。サンタ帽をかぶっていたのでクリスマスの時期だろうか。

ファンからの質問に答えるコーナーで、乃木坂の4期生が話題になった。もう4期生と会いましたか？という質問。桃ちゃんは、自分のことを推しメンだと言ってくれる子がいてうれしかったと答えていた。

そのあとに意地悪なファンがこう質問する。

「内心は？」

本当に意地悪である。「髪を染めてかわいくなかったら、言い訳できない」という理由で黒髪であり続けているあの大園桃子が、後輩を見下して「かわいいって言うけど心の中ではそんなこと思ってないわ」なんて思っているわけないのだ。本当に思っているかどうかはさておき、この質問に対して桃ちゃんは、内心は？という質問に疑問の色を示した後にこう答えた。

「かわいかったんですけど！？なんですか！？」

文字にするのが難しい。youtubeにないかな。なんらかの形で観てほしい。コントの怒り方をしていた。といった表現が適しているだろうか。怒ってる風だけれども、怒ってないみたいな。難しいな。要は怒ってはない。

だけれどもテンプレートなアイドルならば、内心は？という質問なんか拾わないし、拾ったとしても「内心は？ってなんなんですかー。ちょっとー、意地悪ですよー。ほんともう」とお茶を濁すところだろう。ただロック大園は違う。真正面から突っ込んで真正面から答える。なんだロック大園って。

ただコント怒りのあと、すぐに「ウソウソ」と言った後に

「かわいかったけど、内心は、桃子のファンは行かないで(と思った)」

と答えた。かわいい。何を乙女な部分出してくれちゃってるんだよ。惚れちまうだろ。見逃せなくなるだろ。この正直な気持ちがファンの心に直撃するのが桃ちゃんの魅力の一つだろう。言葉がどんな人よりも強い。

それに対して隣のでんちゃんがこう続ける

「(4期生の方に気持ちが)行ったらおこだぞ」

これぞテンプレート。アイドルとしては抜かりない平均的な答えだろう。無難だ。なんだろう。何をどう言ってもでんちゃんをディスるような文言になる。ただ桃ちゃんのロックで、言葉が強い部分を際立たせるのにはぴったしなメンバーだ。でんちゃんの「おこだぞ」に対して桃ちゃんがこう言う。

「『おこだぞ』じゃないよ。怒ってるんだよ」

乃木撮の連載ページで真夏さんが桃ちゃんを紹介する文に「桃子は裏表がないから信用できる」と書いてあった。まさにその通りだ。典型的なアイドルは「おこだぞ」とか「4期生のところに行ったら、許さないぞ♡」みたいなことを言うのだ。ただ本音を言うにしても、ファンを怒らせるいわば炎上してしまうような発言になってしまう危険性もある。ここのバランス感覚が、桃ちゃんは天才的だ。ピリッとした言葉を言っているのだけれども、悪い気がしない。さらに怒ってるんだよ発言の後に桃ちゃんはこう続ける

「そんな軽い言い方だと行かれるよ？」

ど正論である。「おこだぞ」は実際、怒ってはいない。実際に怒るとファンを刺激するというか、怒らせてしまうのではないかという考えが巡って、「おこだぞ」を選ぶことになる。それに、ファンも軽い気持ちで送っているだろうし、ムキになることでもない。それに対しての「そんな軽い言い方だと行かれるよ？」と即座に返せる桃ちゃんは本当にすごいと思う。多分桃ちゃんは頭の中で「こんなことを言ってしまったら」という計算をしていないと思う。直感的に思ったことが、完璧なのだ。すげえや。桃ちゃんの勢いに乗ったでんちゃんがその返しに対しての答えがこうだ。

「行ったらパンチだよ」

でんちゃんも桃ちゃんに引っ張られて「パンチ」なるワードを放った。だいぶ攻めたワードチョイスだったのだろう。ただこれをロック大園が軽々乗り越える。

「パンチじゃないよ。もうぶん殴っちゃえ」

きっとアイドルが「ぶん殴っちゃえ」なんて言ったら普通終わりだ。最近出演したしくじり先生では「鹿児島県出身の純朴アイドル」他の番組でも「天然系純朴少女」と紹介されていた。純朴な女の子が「ぶん殴っちゃえ」なんか普通は成立しないだろう。天然がなせる技なのだろうか。とにかく桃ちゃんは、天然とか純朴といった要素と、ファンキーでロックな要素が共存している。

こんなエピソードが大園桃子には山ほどある。握手会のレポをツイッターで読んでいると、ロック大園の目撃情報が多数みられる。人類は、まだまだ桃ちゃんに痺れ続けるだろう。もちろん私もサユリストを公言しているが、桃ちゃんに首ったけだ。


#サユリスト #大園桃子