本とどう付き合っていくのか?
Voicy「荒木博行のbook cafe」をやられている荒木博行さんが出された書籍。「自分の頭で考える読書 変化の時代に、道が拓かれる「本の読み方」」を読了しました。
グラレコチャレンジしながら、自分を振り返ってみることにします。
たいていの本には「問い」と「答え」がある
たいていの本には「問い」と「答え」がある。その「問い」と「答え」が新しいもの/新しくない(既知)によって、本は既知のリマインド/答えの発見/問いの発見の3つに分類できるとのこと。
①既存の問い、既存の答え・・・既知のリマインド
②既存の問い、新しい答え・・・答えの発見
③新しい問い、新しい答え・・・問いの発見
で、大切なのは、自分のフェーズに適したバランスだそうです。
・・・うん、本を選ぶときに、その「問い」と「答え」なんて全く考えたことなかったですね。なんとなくこれ読もう~♪って感じ。
さて、無意識でわたしが読んできた本はいったいどんなポートフォリオなのか?2022年に入って読んた本をカテゴリーに分けてみました。
1.既知のリマインド・・38%
2.答えの発見・・・・・44%
3.問いの発見・・・・・18%
2の答えの発見が一番多い割合。育休迷走中につき、キャリア系の本が増えたからかもしれない。ただ、それに近しいくらい、やっぱり1の既知のリマインドが多かったです。…多読すりゃあいいってものでもない。(グサッ)
ラストワンマイル問題
本から得た抽象的なヒントを、いかに自分にとっての具体的な解に結びつけるか、という問題を、著者は「読書のラストワンマイル問題」と名付けてました。ネーミング秀悦。
また、あるあるの「読書の病」のうち、「実践の病」にグサリと刺されました。「せっかく本を読んだんだもん、ちゃんと実践しなきゃ…」って思っちゃいませんか?ついつい、もったいない根性が出ちゃうんですよね。
ここに警鐘を鳴らしてくれています。短絡的な学びにつながりかねないよ、って。
モヤモヤは悪いやつじゃなかった
さて、最後のグラレコです。最後は、本の読み方のはなし。
懐疑心を持とう
本を読むときは、「そうそう!」「共感!」の熱狂を7割程度持ち、残りの3割は「ほんまかいな?」「何言ってるか分からない」といった懐疑心を持つと良いそう。気を付けないと、10割熱狂になってただそれで終了、してしまうとのこと。
‥あれ、荒木さん、これってわたしのことですか?笑
ほんと、読書してると「すごい!」「きっとそうに違いない!」とたやすく洗脳されてw著者の主張100%信じるみたいなことが起きがち。。(まさにこの「自分の頭で考える読書」もそうだ)
もちろん、著者の思考が洗練されてるがゆえのこともあるけど…💦
そんなとき、10割熱狂になりそうなときは、問いの方向性をコントロールしてみよう、とのことでした。
で、この本でやってみた↓
「問い」を抱えて辛抱強く待つ
また、なんでもすぐに解決したがる現代だけど、「問い」を抱えておく能力(ネガティブ・ケイパビリティ)が大切。
わたし、せっかちを自覚してます。分からないことがあるとすぐググるし、ネットになければ「答え」が載ってそうな本を探すし、それでもなければ「助けてドラえもん~!」と優しい人に答えを求めちゃってた。
でも・・・モヤモヤって、そのままでいいんですね。
今すぐには変わらないかもしれないけど、「まあいつか解決するさ♪」のスタンスで、ゆるく向き合っていこうと思いました。
さいごに
二人目の育休。キャリアに向き合わざる得ない状況で、「わたしはこのままずっと同じ会社で、仕事を続けていいのだろうか?」というモヤモヤをずっと抱えてました。
藁にもすがる思いでいろんな人に相談したけど、あなたはこうだ!こうすべきだ!とかの「答え」を教えてくれるはずもなく。(たぶんそう言われても納得しないだろう)結局は自分で導くしかない。
で、やっぱりまだキャリアに迷走していた今、この本を読んで、「モヤモヤのままでいい。問いを抱えながら生きるのも大切」と思えたんです。
まさか、読書に関する本から、キャリアの向き合い方にヒントを得られるとは思いもしなかったけど!笑 まさに、荒木さんが言ってた「本の抽象化→自分事への具体化」って、こういうことだったのかな。
本にとどまらず、情報、いや、なんなら全ての課題との付き合い方が大きく変わるかも。ぜひご一読くださいな。
最後までお読みいただきありがとうございました。
おしまい
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