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今月読んだ本…7月

おはこんばんちは。誰も興味ないと思うけど、わたしの本棚、毎月公開してます。何か面白そうな本ないかな?とアンテナ張っているあなたの参考になれば幸いです。

「独学の思考法」「独学の地図」ふまえ、読了前後における自分の差分(→自分なりの問い・自分なりの答え)をアウトプットしていこうと決めてました。

さー、それではいってみましょう!今月は漫画も多めです!



志乃ちゃんは自分の名前が言えない|押見修造

https://amzn.to/43hOOSQ

5月に読んだ「きみの体は何者か(伊藤亜紗:著)」で紹介されてて。吃音の女の子の葛藤を見ながら、自分の「不自由」とどう向き合うか、考えされられる本でした。クライマックスは絶対泣けます。なお、1冊のみなので、コミック版で購入。いつか子ども達にも読んでほしい下心から本棚にジョインしました。

\読後の差分/

自分にも他人にも不自由なところがある。恥ずかしいから、自分を騙して、隠して、逃げてしまう。逃げてもいいけど、じゃあ不自由なところがなくなった自分は、本当に自分なのか?否違うんです。不自由含めて自分なんですよね。いつか不自由な自分を受容できるようになるから、安心してこのまま進んでいいんだよって、守護神が付いてくれたような感覚になりました。

横道にそれますが、漫画家さんの出身地が同じ過ぎて出てくる場所ひとつひとつに「あー!!!ここはー!!!」「えっ、ファミブ!?!?」「駅ー!!!」「郵便番号ー!!」「長崎屋ー!?!」と反応しすぎてそっちの意味でもサイコーでした。


ここは今から倫理です。|雨瀬シオリ

https://amzn.to/46D0W3T


國分巧一郎氏の「暇と退屈の倫理学」をきっかけに、倫理学・哲学に関心がある今、Twitterの教育系おすすめマンガスレッドで見つけ大人買い。今のところ7巻まで出てます。

これは・・・ミステリーでもアクションでもないのに、読んでてヒヤヒヤ・ハラハラする。共感性高すぎると生徒一人ひとりの辛さに引きずられそうになるので注意。ほど良い重さのあるマンガです。マンガだけど、ゆっくりじっくり何度も読み返したい。本棚行き確定(最近本棚がパンクしだした)

刺さったところ

倫理は人の心に触れ自分の心に触れてもらう授業です(中略)貴方の言葉を聞き心に触れ慰めることは出来る/誰もが自分の視野の限界を世界の視野の限界だと思っている/善も悪もいつだって曖昧です/自分自身の理性が同意した事以外何も信じるな/不安は自由のめまいだ/君はこの世界という演劇のひとりの役者である。君の役割はただ一つ。与えられた役割を見事演じ切ること→社会的な仮面が、本当の自分の人格と大きく乖離しているときほど、人格がむちゃくちゃくになる。

\読後の差分/

わたしの社会的な人格である「ママ」や「会社員」が、わたし本当の人格とのギャップが生じてきているのかもしれない。だから、「会社員に擬態してる」と自覚もする。そしてそれは会社員・ママとしてこう振舞うべき、といった固定観念があるからだと思うんです。まずは、固定観念とギャップを認知することから、自分に負担の少ない良い生き方を探していきたいなと思いました。


得する生活 お金持ちになる人の考え方|橘玲

衝撃の嵐・・・。
体罰教師は肉体的苦痛を与えるが、内面には指一本揺れない。一方で、「金八先生」に感化された熱血教師は生徒の内面に、魂に手を突っ込んで、人格を否定する。暴力的に介入する。これが、教育の現場が荒れるようになった理由のひとつだと著者は言っていたんです。

でもさ、、魂に手を突っ込むのと、人格を否定するのは同義ではないと思うんですよね。魂を無視して一方的に張り手を食らわせるよりは、魂を認知して対話する方がよっぽどいいと思う。むしろ体罰の方が結果的に人格を否定するような気がするんだけどなぁ。(お前は罰を与えられて当然の人間だ、と。)受け取り手次第といえばそれでおしまいなんでしょうが、体罰で育った人の末路を見るとそう思う。

そして先ほどの「ここは今から倫理です。」の高柳先生は、まるで生徒の内面に暴力的に介入する先生ってことですね。

ただ、高柳先生は生徒の人格を否定してるのかな?どちらかというと、一緒に人格を見つけてくれてるような感覚です。

何が正しいのか、分からなくなってくる。混乱の渦に巻き込まれる。。ぜひお読みくださいませ!


貴様いつまで女子でいるつもりだ問題|ジェーンスー


https://amzn.to/43in5l2

マイブームのOVER THE SUNから派生して、ついにジェーンスーさんの書籍に手を出しました。

刺さったところ

既婚者の素晴らしい点は欲の手離れが良いところ/三十過ぎたら相手から先に心を開いてもらえることが少なくなる/何があっても働き続けなければならない男のプレッシャー/男のように働く方法で男と肩を並べようとした女たちはおしなべて満身創痍になる

貴様いつまで女子でいるつもりだ問題

特にp2476「とあるゲームの攻略法」は働くお母さんとして刺さりまくった章です。ワーママとして世知辛さ・やりにくさを感じている人にこそ、ぜひ一読していただきたい。「男社会で働く」ゲームのルールを理解したうえで、どう振舞いたいか、よくよく考えさせられるきっかけになること間違いないと思います。すべては楽しく働くために。

\読後の差分/

正直ね、専業主婦で仕事にフルコミットできる男性たちを妬ましく思うこともありましたよ。でも、彼らには仕事以外の選択肢が圧倒的に難しい世界線で生きている。ゲームからおりたら失格とみなされるものすごいプレッシャーの中で。なので、男性陣を敵視するのはお門違い。じゃあどうしたら男社会を変えられるんだろう…と考えるのではなく、もう、そういうものなんだといい意味で割り切って人生の片手間に「仕事」に付き合うスタンスでいいかな、とすら思えてきました。


風の谷のナウシカ


木下斉さんがVoicyでオススメしててポチり。中学時代の大昔に読んだことがある気がしますが、全く覚えてないよね。マンガなのに読むのに時間がかってまして、実はまだ読み切れてません←



以上、7月に読んだ本でした。

おしまい



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8月末までの毎週火曜・木曜日の朝6時~、「ママ/パパの読書空間」と題してインプットの読書会をオンラインで開催しています。積読がたまっているあなた、ぜひわたしと一緒に早起きして読書しませんか?あなたのご参加お待ちしてます😊


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